ニュース

ロシア、資金洗浄対策規制改定[暗号通貨関連取引]

記事のポイント

  • ロシア、資金洗浄対策規制改定
  • 暗号通貨関連取引の監視強化
  • CBRでの暗号通貨関連の動き

ロシアの中央銀行(CBR)は資金洗浄対策として暗号通貨関連取引を対象に加えるという規定改正を発表したと、現地メディアRBCが報じた。併せて同行は昨年実施を発表していたステーブルコインの実証実験が成功したことも発表し、その技術の潜在的な可能性を評価した。

 

ロシア、資金洗浄対策規制改定

2月17日、ロシアの中央銀行(CBR)は資金洗浄対策として暗号通貨関連取引を対象に加えるという規定改正を発表したと、現地メディアRBCが報じた。この資金洗浄対策規定の変更は実に8年ぶりであり、疑わしい取引とみられる傾向に関する条項[375-P]を修正するとともに、デジタル化を考慮に入れ時代遅れの規制とならないよう今後も対応を進めていくとしている。

今回のロシアのような暗号通貨関連取引への監視を強化する動きはウクライナ、スイス遠い欧州諸国でも多くみられている。世界の資金洗浄対策を調査する金融活動作業部会(FATF)は2019年6月、暗号通貨に関する世界基準の明確なガイドラインを発表。これに対応しEU加盟国では統一の資金洗浄防止法が施行されたほか、FATF加盟国・暗号通貨分野の成長促進を考える国々で、こうしたFATFガイドラインに沿った規制強化の動きが見られている。特に、このガイドライン施行が目前に迫っていることから加盟国での動きが活発化している。

 

ロシア・CBRでの暗号通貨関連の動き

現在ロシアではICOに関する法案が可決されているものの、暗号通貨そのものの定義や暗号通貨の利用に関しての意見が定まらず、暗号通貨法案の審議が続いている。この暗号通貨法難に関して、中央銀行は「暗号通貨を国発行の法定通貨同様に決済手段として扱うのはいかがなものか」と否定的な見解を見せている。しかし1月16日に新任された新首相はプーチン氏が課題として挙げている経済成長の促進に取り組むことを表明しており、この取り組みの1つとしてIT整備を掲げ、ロシアのデジタル経済発展の必要性を訴えていたことから、同国内でのデジタル関連の動きが活発化するのではないかともみられている。

また、暗号通貨そのものに関しては否定的なCBRだが、技術には高い関心を示しており2019年12月には実在する資産を担保としたステーブルコインの実証実験を行ったことを発表。2020年2月にはこの実証実験が成功し、事業や個人の需要に迅速に適応し投資を誘致するためのソリューションとして認識していることを明らかにした。

法規制や政治などの混乱から同分野で今後どのような取り組みがなされるのか予想しにくい事態となっているが、CBDCへの開発意欲を見せるなど今後の動きに関心が寄せられている。

  • ステーブルコイン Stablecoinはその名の通り、価格が安定したコインとなっている。法定通貨を担保とし、価値を担保しているものや他の暗号通貨と連動しているもの、スマートコントラクトで発行しているものなど様々な種類がある。暗号通貨の銀行口座を介さずに送金ができるメリットや法定通貨同様価格が安定しているメリットと、法定通貨と暗号通貨の利点を併せ持ったものとなっている。

 

関連記事

 


関連記事

  1. 金融庁、つみたてNISAのミートアップ開催[資産形成への関心]

  2. 10月のニュースまとめ

  3. TRIART、XCOAの実用化に成功[ブロックチェーン・P2Pを応用]…

  4. インドの取引所でBTCが消える

  5. 急成長する仮想通貨「DASH」について

  6. 【業界へのチャレンジ!!】仮想通貨払いでネイルの勉強!

PAGE TOP

ニュース

都内を中心に脱税スキームが跳梁跋扈[コインの森管理人]

ニュース

電緑、水産庁から調査研究を受託[産業保護のためのブロックチェーン]

ニュース

中国、暗号資産取引に関する注意喚起

ニュース

Factom(FCT)運営企業、解散手続き[資金難で]

ニュース

HuobiWallet、Credと提携[借入・貸出・利息]

コラム

FXトレーダーへの道 “初代仏のR特別講義”

ニュース

Binance、CoinMarketCapを買収

ニュース

昨日(4/2)のニュースまとめ