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ソフトバンク、キャリア間決済実証実験に成功[換金の必要なし]

記事のポイント

  • ソフトバンク、キャリア間決済実証実験に成功
  • 換金なしに利用可能

アメリカのTBCASoft, Inc. (TBCASoft)はソフトバンクをはじめとした世界の通信事業者が主体となっているブロックチェーンコンソーシアム[CARRIER BLOCKCHAIN STUDY GROUP(CBSG)]にて、海外でも利用可能なキャリア間決済システム[Cross-Carrier Payment System (CCPS)]の実証実験取引が成功したことを発表した。デジタル通貨発行に動く中央銀行、信頼獲得に動く暗号資産、そしてキャッシュレス決済をより利便性の高いものにしようと動く民間企業の取り組みがみられている。

 

ソフトバンク、キャリア間決済実証実験に成功

2月18日、アメリカのTBCASoft, Inc. (TBCASoft)はソフトバンクをはじめとした世界の通信事業者が主体となっているブロックチェーンコンソーシアム[CARRIER BLOCKCHAIN STUDY GROUP(CBSG)]にて、海外でも利用可能なキャリア間決済システム[Cross-Carrier Payment System (CCPS)]の実証実験取引が成功したことを発表した。

このCCPSに関する実証実験は以前から行われており、2018年9月12日には、メッセージサービスの国際標準規格であるRCS(Rich Communication Services)とTBCASoftのブロックチェーン技術を活用した新しいモバイルペイメントサービスのPoC(Proof of Concept、概念実証)に成功したことを発表。2019年2月にはCBSGにてブロックチェーンを活用したモバイル決済の実地実験を成功させたことを発表し、10月には通信事業者向けのブロックチェーン・ソリューションを活用した通信業界に変革をもたらす戦略的提携の構想について発表していた。

今回のCCPSの実証実験取引はこの10月に構想を発表していたIBMの基盤を活用して、TBCASoftが開発を行っているキャリア間ブロックチェーンネットワークを活用したものとなっている。このサービスにより、利用者が海外での取引手数料を減らしながら自国通貨で簡単にキャッシュレス決済を行うことが可能となると期待されている。

 

換金なしに利用可能

通信事業者のネットワーク上で決済を済ませることで、利用者は換金を必要とせずに自国通貨で決済を完了させることができ、クレジットカードの海外取引手数料を支払う必要がなくなる。このCBSGの取り組みはキャッシュレス決済に動きつつある世の中の決済をさらに利便性高いものにすると期待されている。

現在のキャッシュレス決済では、自国通貨と海外通貨を換金する手間というものは現金よりも手間のかからないものにはなっているものの「換金が必要」ということには変わりない。これに対してどこでも価値が同じである暗号通貨を利用する動きも見られているが、今回のCBSGが成功を発表したようなCCPSを活用したサービスが提供されることとなれば、利用者の消費活動にまつわる手間は軽減され、消費活動活性化を促すものとなると期待されている。

  • ブロックチェーン技術 取引履歴を暗号技術によって過去から一本の鎖のようにつなげ、取引履歴・情報を正確に維持しようとする技術であり、P2Pネットワークを利用することで中央管理者を必要とせずにシステムを維持することが可能なものとなっている。分散され、中央管理者がいないため、データの改ざん・破壊に強いという特徴のほか、サーバーのダウンや中央管理者による不正にも強く、情報共有がしやすい利点をもっている。一方で一度記録されたものを「書き直せない」ため、開発には失敗が許されないという開発難易度が存在するほか、不正な情報が記録されないための仕組みが必要だともされている。

 

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