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海外FX業者の[PAMM/MAM]被害[コインの森管理人]

記事のポイント

  • 海外FX業者を使ったミラートレード[パム/マム]
  • [パム/マム]はなぜ好まれるのか
  • それぞれの立場の利益[投資家・トレーダー・FX業者・IB]
  • MT4というプラットフォームの実態

前回FXブローカーの裏に迫る!![コインの森管理人]にてFX業者にはA-BookB-Bookの大きく2種類に分類され、A-Bookは手数料で順当に利益を得るのに対し、B-Bookは利用者の取引をのんで利益を得るために利用者と対立関係になることを説明しました。今回はさらに踏み込んで[パム/マム]やこれらを海外FX業者が好む理由などを説明していきます。

危険性をきちんと把握することは大事だよね

 

そもそも[パム/マム]とは?

海外FX業者がなぜ[パム/マム]を好むのか、という前に簡単にパム(PAMM)、マム(MAM)について紹介させていただきます。どちらも自分のFX口座に資金を入れて他のトレーダーに運用をしてもらう「マネージドアカウント」と呼ばれる運用手法です。自身の口座で取引を行ってもらうため持ち逃げの恐れがないことのほか、出金を自分の好きなタイミングで行えるという利点がある手法となっています。

そして、パム(PAMM)とは[Percentage Allocation Management Module]の略称です。こちらでは取引履歴が一切見れない手法であり、資金の増減だけが見れるものとなっています。つまり、運用を依頼するトレーダーの手法が見れないということです。

これに対してマム(MAM)とは[Multi Account Manager]の略称であり、PAMMとは異なり取引履歴を閲覧することが可能です。トレーダーの取引履歴が閲覧できるため、依頼したトレーダーの運用方法がわかる透明性のある取引になります。

[パム/マム]はいずれも他のトレーダーに運用をしてもらう「マネージドアカウント」と呼ばれる運用手法です。その違いは「取引履歴を閲覧することが可能かどうか」とそれに伴うリスクだけとなっています。自分の口座をトレーダーに預けるため、利確や損切といった対応を取ることはできませんが、トレーダーは成功報酬型で利益を得るため依頼主とトレーダーの利益は対立せず、双方に旨味のあるものだとされています。

夢のような仕組みじゃないですか
そうだね、これを「A」で出来たらね
雲行きが怪しくなってきました…

 

[パム/マム]はなぜ好まれるのか

海外FX業者はこの「マネージドアカウント」と呼ばれる運用手法を好みます。これは個人を対象に営業するよりもマムやパム単位で営業した方が顧客の総デポジットが圧倒的に多くなるためです。そもそも国内でこの[パム/マム]を提供している海外FX業者は前回説明した[B-Book]です。悪質な業者では出金拒否したり、意図的なサーバーダウンを行ったりという行為もみられます。悪質な海外FX業者は「顧客のデポジット=自分たちの儲け」と考えているためです。実際にB-Bookの収益構造は「顧客の注文をのむ」ことで成り立っており顧客がデポジット分の損失を出したら、業者の利益になります。

[パム/マム]に照らし合わせると、運用者が負けてくれれば[パム/マム]に参加している顧客のデポジットが利益に変身します。そのため[パム/マム]事業者をより多く集めていつか大負けしてくれれば一仕事完了するというわけです。

これだから人類は
うーん、悲しい現実。PAMM/MAMはBが効率的に儲けるための罠と考える人もいるね

 

それぞれの立場の利益

[パム/マム]の仕組みは投資家・トレーダー双方に旨味のある形ではあるものの、海外ブローカーがレートを作ったりして損切を誘発してきたり、不利に注文を通して損失を出させたりトレーダーにとっては非常に劣悪な環境となっています。そして国内で[パム/マム]を提供するのは前述の通り[B-Book]です。

ビジネス構造自体が投資家の為のものになっておらず、FXとそのIBブローカーの闇】でも触れたIBさんが儲けるために手数料を意図的に増やしているのが実態です。これをマークアップと呼びます。

IBさんから見ればと口座が減っていなければいいため、月末になると利益を削って手数料を稼ぐようなトレードをさせたがります。投資家、トレーダー、FX業者、IBブローカーとそれぞれの立場での利益があり、こうした構造のなかでは投資家が利益を上げるのは非常に困難になっています。海外FX業者・IBさん・投資家の三社全員が利益相反という状況においてはwin-winというものはどこにもないのです。

win-winは難しいんだよ。
でも投資家の方からすれば眠らせている資産を取引知識のあるトレーダーに任せたい、という考えもわかります
トレーダーからしても劣悪な環境だから、投資家が自分でトレードするのも難しいんだよね
だけど、こういう環境だからこそ現状をしっかり把握してリスクを認識したうえで「どう動くのか」を考えていきたいよね
やはり、リスク把握は重要ですね

 

MT4というプラットフォーム

人気のあるMT4ですが、海外FX業者は格安(ホワイトラベルと呼ばれる方法だと100万円以内)で十分作れてしまうため「乱立している」という背景があります。そこで使用されている「MT4」というプラットフォームはホワイトラベル業者であれば、いくらでも履歴の改ざん等ができてしまうのが実情であり、これが被害の無くならない理由の1つとして挙げられています。

しかし「MT4」が導入されていれば取引ツールを業者ごとに覚える必要がなく、MT4の利用方法だけを把握していれば問題ないため非常に利用しやすいのは確かです。国内ではDMMGMOのように初心者向けに利用しやすい取引ツールを採用している業者も存在しますが、こうした対応は非常にまれであり「MT4」が重宝されます。特に前述のような危険性が存在するのも事実であり、こうした危険性も知っておくことが重要です。

使いやすいのは事実です。でもそれだけではないよってこと

 

まとめ

 

今回は[PAMM/MAM]についてのコラムでした

Win-Winの関係は幻ということでした
前回も前々回も述べましたが全てのFX業者あるいは海外業者、B-Bookが悪というわけではありません。
しかしこうした業者を利用する前に、その一般的な利点・欠点、危険性をきちんと把握しておく必要があります。
ですです。このコラムでは注意喚起というか、利用判断をするための前提知識として活用してもらえれば幸いです。

 

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※本記事は暗号通貨関連情報の共有・説明を目的としたものであり、暗号通貨投資を勧めるものではございません。投資を検討する場合には暗号通貨が法定通貨と異なり、価値が保障されているものではないということを理解したうえで、事業内容、金融庁に登録積みであるかなど企業情報をよく確認し、リスクを十分に理解して、自己判断・自己責任で行ってください。

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