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コインの森トレード学習講座[資産管理の重要性]

トレード学習講座

  • 資産管理の重要性
  • 資産管理するうえで重要視すべきポイント
  • ロット設定、リスクリワードレシオと勝率
  • 1度のトレードで許される損失は資金の2%
  • 次回[トレード中毒]

コインの森では投資詐欺の被害に合わないようカテゴリー[基礎知識]にて資産形成や金融商品取引法、金融商品などの説明をさせていただいています。今回はそれに合わせてトレードに関する基礎知識を紹介していきます。コインの森管理人が今後公開する予定のトレードロジックを理解するに必要な基礎知識を本講座で学んでいただけたら幸いです。

前回は【トレードのシナリオを考える/ラインの重要性】にて、これまでのトレンド・チャートの見方などをもとにどのようにトレードのシナリオを考えていくのか、と共にシナリオを複数用意し外れた場合にも冷静に判断できるように態勢を整えておくことの重要性を説明いたしました。今回はこれまでの記事のような[トレード]そのものを行う上で必要な考え方、知識ではなく「資産管理」という心構え、トレードのリスクについて解説していきます。

 

資産管理の重要性

トレードでは、相場にエントリーしてから決済までの間は自分の手元から資金が離れることになります。相場というリスクに大切な資金を晒している状態です。これはトレードの経験に限らず、どんなトレーダーであっても同じです。リスクの大小はあるにせよ、相場に参加する以上このリスクを0にするということはできません。そのため、資金管理が非常に重要になってきます。相場から退場していくほとんどのトレーダーは、この資金管理の重要性を理解していません。ここではこの資金管理についてしっかりと学び、リスクをできる限り抑えるために何を考えればよいのか学んでいきましょう。

 

トレードのリスクを理解する

エントリーは入り口で決済は出口です。この両方がセットとなり、一度のトレードが完結し、その結果が利益や損失という形で現れます。しかし、多くの人がエントリーのタイミングばかりに目が行ってしまい、決済という大切な出口の部分にルールを設けず、その時々の雰囲気や感情で取引をしてしまっています。これがトレードで損をする人の特徴です。エントリーのタイミングや自身で決めたロジックは素晴らしくても、どこで利益を取り、どこで損切りするかという出口が定まっていないため、収益も安定しません。これは前回の【トレードのシナリオを考える/ラインの重要性】でも指摘した通りです。

エントリーが完璧であっても決済に関して曖昧なまま取引を行うと、勝率が良くても一度の損失が大きかったり、利伸ばしができない薄利トレードが続いたり、トータルで見るとマイナスになってしまう傾向にあります。どんなに腕のいいトレーダーであっても、勝率100%の人がいないようにトレードにおいて負けをなくすことは不可能ですが、こうしたトレードの「エントリーと決済」の流れを把握し、リスクを理解することで、リスクを抑えることにつながるのです。

そして、だからこそ資金管理をどのように行うかが重要になってきます。言い換えれば資産管理は、負ける時にいかに上手く損失少なく負けるのか、勝つときにいかに上手く利益を多く勝つのかを管理することといえます。

 

資産管理するうえで重要視すべきポイント

では、資産管理をするうえで何を重要視すればいいのか考えていきましょう。以下3点はトレードルール・手法を設定する際に重要な考え方となります。資産管理を行う上でも重要ですので、しっかり押さえておいてください。

  1. ロット設定
  2. リスクリワードレシオと勝率

勝率がいくら良くても、一度の損失額が大きければ利益を出すことはできず、逆に勝率は悪くても一度の勝ちトレードで大きな利益が見込めれば、それでも手法として成り立ちます。特定の手法やロジックを設定する場合に、自分の成績を確認するに重要な基準となります。

 

ロット設定

まず、ロットの設定です。ロットとはトレードするときの数量を指します。このロット数の管理・設定は資産管理に直結します。まず、ロットを考える時には固定ロット・可変ロットどちらにするかを決める必要があります。名前の通り固定ロットはロット数を固定しており資産量が大幅に増減しない限り変更されません。対して可変ロットはトレードごとにロット数を変更するものとなっています。

固定ロットではロット数の変更が行われないため可変ロットと比較して資金を必要とせずにトレードが可能ですが、連敗した場合には資金を取り戻すまでに時間がかかります。一方可変ロットでは、例えば1回目のトレードで1lotを行い、それがマイナスとなった場合に次の取引では2lotで取引を行いますので損失を一度の取引で取り戻せる可能性がありますが、取引量が増加していくため大きな損失を抱えてしまう可能性も存在します。

固定ロット・可変ロットいずれにも利点・欠点が存在します。ご自身の資産状況や取引スタイル、許容リスクに合わせどのように設定するか考えることが必要です。

 

リスクリワードレシオと勝率

資産管理は「負ける時にいかに上手く損失少なく負けるのか、勝つときにいかに上手く利益を多く勝つのかを管理すること」としましたが、トレードで利益を上げるためつまりうまく活には以下2つのことを考える必要があります。

  1. 勝率を挙げる
  2. 適切なリスクリワードレシオ

まず「勝率を上げる」ということは、言葉の通り勝率をいかにあげるかを考えることです。特定のロジックや手法を用いた場合、それがどれぐらいの勝率をあげることができるか、まずは把握することが大切です。そして「適切なリスクリワードレシオ(RR)」とは正確に利益と損失の幅の比率を把握することを意味します。RRは平均利益を平均損益で割って出た数値のことです。RRが1.0を超えていれば平均利益が平均損失よりも高いことを、1.0を下回った場合には平均利益が平均損失よりも低いことを示しています。つまり、現在のトレード手法での結果を確認することができるのです。このリスクリワードレシオと勝率の関係は以下の画像の通りです。

例えば、1ドルの価格が100円のときに1lot(1万通貨)を購入し、価格が101円に上がれば「利確」、価格が99円に下がったときには「損切り」というルールを設定したとします。想像通り利益が出た場合には+1万円、損切りとなった場合も同様にー1万円となります。この場合RRは前述の式の通り1.0となります。計算表を見てみると、RRが1.0の場合、勝率50%が該当となります。損失と利益が同額(1:1)という設定で取引する場合には、勝率がちょうど50%で損益分岐点(±0円となる最低ライン)になるということです。

つまり、RRを1.0と設定した場合には、勝率50%を超えることができれば、そのトレードに用いている手法やロジックは期待値が+になると判断することができるのです。

 

まとめ

今回は「資産管理の重要性」ということでトレードを行うにあたって「エントリーだけでなく決済まで気を抜かないこと」の前提確認、同じ負けるにしてもどのように損失を押さえ、勝つ時に利益を増やすか、それを実践するに必要な「ロット設定」「リスクリワードレシオと勝率」といった項目の確認を行いました。トレードを行う際には無理をせず、自分の資産・現状をしっかり把握し、リスクを理解することが何よりも重要です。

またお勧めの書籍として、トレードについて解説した「投資苑」というものがあります。古くから多くの人に読まれているこの本では、一度のトレードで許される損失は「資金の2%」に抑えるべきだと主張しています。これは、人間のメンタルに負荷をかけずに冷静に取引するための数値であるとしています。この2%という比率がもっとも良いとされている理由は、破産しにくい確率を求めたときにこの2%という数値がこれにあたるからです。破産確率で有名なものとして「バルサラの破産確率」がありますが、このバルサラの破産確率などをもちいて、その中でもっとも破産しにくい数値が2%なのです。この損失額を2%で設定した場合、仮に10連敗したとしても、損失は資金総額の20%に抑えることができます。いくら勝率の良いロジック・手法であっても、10連敗する可能性は0ではありません。ここまで最悪な事態を想定していれば、その後に資金を取り返していくことも十分可能です。仮に、入金した資金が10万円であれば、一度の損失は2千円まで。30万円の場合、6千円、100万円であれば2万円といったような計算になります。資金100万円で考えても、10連敗したとしても80万円は残り、20%の損失に抑えることができるのです。このリスクをどこまで取るかということは、人によっても大きく変わります。「最初は少額からスタートしたい」「リスクを抑えたトレードをしたい」という人は、2%という数値を目安にリスク管理をすると良いでしょう。その後、自分自身のルールを決めていけばよいのです。

 

次回[トレード中毒]

これまでトレードを行う上で必要な知識や気を付けておくべきポイント、判断基準、心構えなどを解説してきましたが、次回は「トレード中毒」についてです。トレードはお金をかけて取引を行うため、興奮状態になりやすいです。この「興奮状態」を楽しむために利益・損失関係なしにトレードを行う状態に陥ってしまう方の特徴について紹介させていただきます。

 

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※本記事はトレードを行うに必要な知識の共有・説明を目的としたものであり、トレード・投資を勧めるものではございません。投資を検討する場合には、サービス提供企業・法規制をよく確認し、リスクを十分に理解したうえで、自己判断・自己責任で行ってください。投資は利益を得る可能性があるのと同等に資産を失う可能性もあります。取引を行う際にはその可能性を十分理解してから行ってください。また投資・金融取引を悪用した詐欺も増えておりますので、悪徳商法や詐欺には十分ご注意ください。

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