記事のポイント
- Coinbase、特許取得
- 違法行為を行う口座の検知・閉鎖システム
- セキュリティ対策に注力しているCoinbase
アメリカ大手取引所Coinbase(コインベース)が資金洗浄などの違法行為を行ったアカウントを自動で検知し、さらに該当口座を閉鎖するというシステムの特許を取得した。セキュリティ対策に注力している同取引所への信頼が強まりそうである。
Coinbase、特許取得
11月19日、アメリカ大手取引所Coinbase(コインベース)が資金洗浄などの違法行為を行ったアカウントを自動で検知し、さらに該当口座を閉鎖するというシステムの特許を取得した。同システムは利用者の年齢、口座残高、取引量、取引履歴、アクセスする機器の数など様々な情報から全体的な信用スコアを算出。算出スコアに問題がある場合は取引停止が行われ、法執行機関に通報される仕組みとなっている。システムは収集した情報で学習し、利用することでコンプライアンスモデルを常に更新し最適な状態になっているという。
こうした違法行為を取り締まるシステムが導入されることで取引所の信頼が向上するだけでなく、取引市場の健全化に大きく貢献すると期待されている。
- Coinbase(コインベース) アメリカの大手暗号通貨取引所。アメリカ証券取引委員会(SEC)に忠実で規制に沿ったサービスを提供している取引所として有名である。2018年9月25日に上場審査ポリシーの変更を行い、これまで主要通貨のみの取り扱いだった同取引所はさまざまなコインを取り扱うようになった。MUFGとともに日本の仮想通貨交換業者登録を目指している。
セキュリティ対策
CryptoCompareが公表したセキュリティ対策ランキングの3位にCoinbaseは選ばれている。同取引所はアメリカの証券取引所委員会(SEC)に忠実な取引所と評価されているだけでなく、暗号通貨のホットウォレットだけでなくコールドウォレットに関しても保険に加入など顧客資産保護に注力している。今回の違法行為検知システムの導入で同取引所への信頼はさらに高まるだろうと予想されている。
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