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MercuryFX、ODL活用で市場開拓[国際送金]

記事のポイント

  • MercuryFXODL活用で市場開拓
  • 取引速度・コストの大幅改善
  • 進むODLの活用
  • 規制に寄り添い成長していくRipple

Ripple社はイギリスの国際送金企業MercuryFXが、イギリスとメキシコ間送金にRipple社の国際送金システムODLを導入したことで、手数料が大幅に削減したほか取引速度が高速化したことを発表した。FATFのガイダンス対応などから法規制整備が進む中、規制に寄り添い成長していく考えを持っているRipple社の今後の動きに期待が集まっている。

 

MercuryFXODL活用で市場開拓

1121日、Ripple社はイギリスの国際送金企業MercuryFXが、イギリスとメキシコ間送金にRipple社の国際送金システムODLを導入したことで、手数料が大幅に削減したほか取引速度が高速化したことを発表した。MercuryFXRipple社の国際送金ソリューションを利用してのサービス向上・提供地域拡大を目指しており、2月に行われたMercuryFXCEOAlastair Constance氏とRipple社のMarcus Treacher氏の対談では「Ripple社にサポートしてもらいながら日本に進出したい」とする意欲を語ると同時に今年中に中東などの新たな地域に進出する計画を語っていた。

すでにアラブ首長国連邦とフィリピン間での送金経路確立のためのオフィス設立などの順位を進めており、MercuryFXの成長とともにRippleNetの拡大、国際送金の利便性向上が期待されている。

  • RippleNet  Ripple社が構築する国際送金ネットワーク、送金インフラとなっている。Ripple社の提供するソリューションすべての基盤となっており、かつて存在していたxCurrent,xVIaなどのシステムがRippleNetの基盤に統合されている。このシステムのオプションとしてODLを利用するか否かを選択できる。

 

ODLの活用

MercuryFXのほかに、Ripple社と提携関係にある国際的大手送金企業MoneyGramにおいても、ODLを利用したオンライン取引の実利用が、ODLを利用していなかった前年同期と比較して20%増加したことを受け、Ripple社との提携拡大を発表。2019年第1四半期から10月末までのODLを利用した取引数が7倍以上になっていることなど、ODLの利用が急速に増加しつつある。

  • ODL(旧:xRapid)  銀行が取引所などを利用してXRPで送金し、その後法定通貨と変換するものであり、実際に資金の移動を行う技術。現在の送金では、ただ資金を移動させるだけでなく、外貨と交換するために外貨を準備・管理する必要があり、そのコストから対応できる銀行は限られており、非常に手間のかかるものになっている。同技術ではXRPで相手に送金し、相手がその通貨に変換すれば完了と非常に手間のかからない効率的なものになっている。特に暗号通貨で送金するため瞬時に送金が完了し、コストも抑えられるものとなっている。2019102日に現在のOn-Demand Liquidityへの名称変更を発表したが、既存メカニズムはそのまま維持しながら、開発を進めていく方針を発表した。

 

まとめ

ODLは、暗号通貨XRPを利用することから暗号通貨に関する法規制が明確でない国の金融機関が導入しにくいという課題が存在するが、Ripple社においては「規制に寄り添って成長していく」考えを持っており、積極に各国規制当局との議論を交わしていることから、こうした規制整備への動きが盛んになっている中で順調に成長していくであろうと予想されている。

 

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参考:Ripple[International Payments Specialist Mercury FX Uses Ripple to Access Inaccessible Markets]

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