ニュース

ZHDとLINE統合へ[アメリカのGAFA、中国のBAT]

記事のポイント

  • ZHDLINE統合へ
  • 202010月、統合
  • 日本最大級のネット企業誕生
  • 協調される「シナジー」

18日、ネットサービス「ヤフー」を提供するZ HDLINE202010月に経営統合することで基本合意を締結したことを発表した。アメリカ大手IT企業「GAFAとの競争」や中国大手企業「BAT」などが注目されているが、Appleの時価総額は128兆円、アルファベット社(Google)100兆円、Amazon93兆円、Facebook60兆円であるのに対し、ZHDLINEは合わせて3兆円と遠く及ばない。経営統合だけでなくその後どのように事業強化を行っていくのかに注目が集まっている。

 

ZHDLINE統合へ

1118日、ソフトバンク株式会社、 NAVER Corporation(NAVER)、ソフトバンクグループ株式会社及びソフトバンクの連結子会社であるZホールディングス株式会社(ZHD) 並びにNAVERの連結子会社であるLINE株式会社(LINE)は、対等な精神に基づくZHD及び子会社からなるZHD グループとLINE及び子会社からなるLINEグループの経営統合に関して合意締結した。また同合意締結に基づき統合経営実現のために、ソフトバンクとNAVERLINE株式に対して共同公開買い付けに係る意向表明書を提出。アメリカの大手IT企業GAFAや中国のIT大手に対抗すべく行われた経営統合が、今後どのようにサービスに変化を与え国内企業に影響を与えるのか注目が集まっている。

  • GAFA アメリカを代表する大手IT企業。GoogleAppleFacebookAmazonの頭文字となっており、この4社は世界時価総額ランキングの上位を占め、世界的プラットフォームとして高い影響力を誇る。Googleは検索、Appleは電子機器、FacebookSNSAmazonEコマ(電子商取引)とそれぞれが強力なプラットフォームを持つ企業である。
  • BAT 中国を代表する大手企業。Baidu(百度/バイドゥ)Alibaba(阿里巴巴/アリババ)Tencent(騰訊控股/テンセント)の頭文字となっている。Baiduは検索、AlibabaEコマ、TencentSNSとアメリカのGAFAと同じくそれぞれでプラットフォームを有している。

 

「シナジー」を強調する経営統合

12月に最終統合契約締結を行い、202010月に経営統合が行われる予定の同契約では、ソフトバンクと韓国NAVERが共同でLINEに対して株式公開買い付けを実施し、3400億円を投じて非公開にする予定。これによりLINEは上場廃止となり、ソフトバンクの連結子会社となる。つまり、ソフトバンクグループ・ソフトバンクの連結子会社であるZHD傘下にヤフーとLINEが入る形となる。

ヤフーとLINEはメディア・広告やコンテンツ、コマースや金融・フィンテック、AIといった様々なサービスで競争してきた関係であるが、この統合によりシェア拡大やサービス連携・新規事業開発など既存事業の強化・新規事業創出が期待されている。特に中長期的事業投資として、AIを基軸とした「毎年1,000憶円規模」の投資を計画していることからGoogleAmazonといったAIを活用したサービスに強みを持つ他企業との競争に備える動きもみられており、今後の新規サービスに期待が集まる。ただ、今回統合発表したZHDの提供するサービスとLINEのサービスはそれぞれで利用者が固まっており、会見時に繰り返し強調された「シナジー」に関しては期待できないのではないかという意見もみられている。

 

関連記事

 


関連記事

  1. 交換業者・ウォレット業者等に課せられる法規制[2019年]

  2. コインチェックが来週をメドに流出NEMの補償実施へ

  3. テックビューロとNEM.io財団業務提携[mijin]

  4. 急成長する仮想通貨「DASH」について

  5. 昨日(10/21)のニュースまとめ

  6. 取引所、ウォレットにアクセスできず[鍵の管理態勢]

PAGE TOP

ニュース

昨日(12/10)のニュースまとめ

ニュース

1週間(12/3~12/10)のニュースまとめ

ニュース

関西電力・日本ユニシス、共同研究[ブロックチェーン]

ニュース

リトアニア中央銀行、暗号通貨発行へ[コレクターコイン]

ニュース

LooCipherという新たなランサムウェア[攻撃]

ニュース

BITPoint、預入サービス再開へ[今後の課題]

ニュース

中国、デジタル通貨発行に動き[CBDC・決済]

ニュース

昨日(12/9)のニュースまとめ