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FCA,暗号通貨への動き[デリバティブ規制]

記事のポイント

  • FCA,暗号通貨への動き
  • FCAの「暗号通貨派生商品の個人向け販売禁止」
  • WFE,FCAの規制へ意見

イギリスの金融行動監視機構(FCA)2019年より暗号通貨関連企業に対する捜査が前年比で約75%増加。暗号通貨派生商品の個人向け販売禁止の提案を行い、暗号通貨などへの明確な規制整備に動きているFCAによって、同国での暗号通貨業界が健全に発展すると同時に、FCAが国際的な影響力を持つことから、世界的に同分野での法整備が促進されるのではないかと期待されている。

 

FCA,暗号通貨への動き

イギリスの金融行動監視機構(FCA)2019年より暗号通貨関連企業に対する捜査が前年比で約75%増加し、計87件の捜査を行っていると、大手メディアFINANCIAL TIMESが報じた。これらはコンプライアンスや運営に関する捜査となっており、同国での暗号通貨関連の企業の動きが活発になるとともに、FCAも健全化のための動きを見せているとされており、今後の同国での暗号通貨業界の発展に期待が寄せられている。

  • Financial Conduct Authority(FCA) 金融行動監視機構、イギリスすべての金融機関に対して金融行為規制と健全性規制を行う金融監督機関である。英国におけるすべての金融機関を監督するとともに、市場の良好な機能維持・金融サービス取引の公正性を確保することを目的に活動している。イングランド銀行とは独立した存在である。FCAは世界的に厳しい審査・厳格な規定が存在している機構として有名であり、FCAでの認可を得ることは世界的に一定の信頼を得ることを意味するほどのものとなっている。

 

FCAの「暗号通貨派生商品の個人向け販売禁止」

7月、FCAは暗号通貨をもとに組成される金融派生商品(デリバティブ)などの個人向けの取り扱いを禁止することを提案した。これは、暗号通貨そのものの値動きの荒さ、暗号通貨そのものの本質的な価値の判断が難しいという特性を持つことが理由として挙げられている。そうした特性を持つ暗号通貨から派生した商品の取引は、個人投資家にとってリスクが大きく、投資家保護の面から容認できないのである。

これはあくまでFCAによる提案であるが、市場関係者の意見を募り見直し等々を行ったうえで、20201月~3月にも施行される予定となっている。

 

WFE,FCAの規制へ意見

107日、国際取引所連合(World Federation of Eachanges/WFE)は、FCAの個人向け暗号通貨デリバティブ禁止案に対して、投資家保護に注力すべきだが革新的な金融商品取引を許可するように訴えた。前述の通りFCAは金融業界において世界的な影響力を持つ機関であり、同機構の規制によっては世界的に暗号通貨のデリバティブを禁止する動きがあとに続く可能性もある。そうして同分野での自由度が狭まることを危惧してWFEは、暗号通貨のデリバティブ販売そのものを禁止するのではなく、販売を行う際に投資家保護のための厳格な基準を設けることで規制を行っていくべきだとしているのである。

  • WFE 世界の主要取引所が加盟する国際機関であり、欧州証券取引所連合が前身となっている。証券取引所が中心となっていたが、加盟取引所が証券だけでなく派生金融商品市場などの他の金融サービスを提供するようになったため、国際取引所連合へ改称された。主要加盟取引所としてはロンドン証券取引所・ニューヨーク証券取引所・東京証券取引所・大阪証券取引所・CMEICEなどが挙げられる。

 

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