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BitMEX、イギリスの広告規制に違反[誤解を招く表現]

記事のポイント

  • BitMEX、イギリスの広告規制に違反
  • 「誤解を招く表現」

イギリスの広告標準局(ASA)は、暗号通貨取引所BitMEXが誤解を招き、説明が不十分な広告を新聞に掲載したことを指摘。ASAは同取引所に対し、この問題が指摘されている現在の形式での広告掲載を禁止した。

 

BitMEX、イギリスの広告規制に違反

814日、イギリスの広告標準局(ASA)は、暗号通貨取引所BitMEXが誤解を招き、説明が不十分な広告を新聞に掲載したことを指摘。ASAは同取引所に対し、この問題が指摘されている現在の形式での広告掲載を禁止した。

問題が指摘された広告では「投資利益に関する誇張」「リスクに関する説明不備」「誤解を招く表現」が認められた。特に「誤解を招く表現」においては、暗号通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格変動を[対数グラフ]で掲載していたことが大きく問題視された。対数グラフはメモリごとに値が倍々で増えていく(10の次の目盛りは1000)グラフであり、値の大きなデータによって値の小さなデータがつぶれてしまうのを防ぎ、様々な桁数のデータをざっくり確認・比較したい時に利用されるものとなっている。広範囲かつ様々なデータを大雑把に把握するには適しているものの、細やかなデータは見落としてしまうため、暗号通貨のように価格変動が大きいものであっても、この対数グラフを用いれば他のグラフよりも比較的緩やかな変動に見えてしまうという欠点がある。

暗号通貨の価格が最初期と比較すると上昇傾向にあることは確かであるものの、2018年以降の下落基調や201811月の価格急落もこの対数グラフでは緩やかな下落と誤解しやすい形式となっている。グラフに目盛りは掲載されているものの、形式が誤解を招きやすいものであり、正確に理解するには専門知識を要することから、「広告規制に違反している」と判断された。

  • ASA(Advertising Standards Authority) 広告内容の公正さ・正確さを監視するイギリスの広告基準審査機関。広告基準局と呼ばれる。

 

取引所BitMEX

BitMEXに関してはアメリカの商品先物取引委員会(CFTC)が、アメリカ居住者向けに認可を得ずにサービスを提供しているのではないか調査が行われていると報道もされていた。国際的な規制強化が進む中で、同取引所は高倍率で取引が可能な取引所であり高い人気を誇っている。

  • CFTC Commodity Futures Trading Commissionの略称であり、アメリカ合衆国の商品先物取引を監督・監視する政府機関である。商品取引所の上場商品や金利、先物取引全般を監督するとともに、市場参加やの保護を目的に詐欺や市場操作の不正行為追及や市場取引監督を行っている。暗号通貨などを商品とみなしているCFTCは、商品に基づく先物などの金融派生商品に対する管轄権を有しており、アメリカではCFTCが暗号通貨のデリバティブを取り締まっている。

 

まとめ

取引高の透明性や法規制準拠の姿勢、ハッキングなどに対するセキュリティ態勢などの一定の基準が必要とされている暗号通貨業界だが、こうした勧誘に関しても、詐欺と正式なサービスが同じような「誇大広告」を行うことは、利用者が詐欺である稼働後か判断することを困難にさせるほか、予想外のリスクを負うことになるため、早急に見直しが必要である。

 

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参考:ASA[ASA Ruling on HDR Global Trading Ltd ]

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