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SWIFT,国際送金の速度改善[最速で13秒で送金完了]

記事のポイント

  • SWIFT,国際送金の速度改善
  • オーストラリアからシンガポールへの国際送金

国際銀行間金融通信協会(SWIFT)は国際送金で即時送金に成功したことを発表した。国際的な決済の80%を処理し、1日の決済額は3,000憶ドルを超えるとされているSWIFTでの問題「送金速度」で大きな改善がみられたことで、今後の利便性向上が期待されている。

 

SWIFT,国際送金の速度改善

718日、国際銀行間金融通信協会(SWIFT)は国際送金で即時送金に成功したことを発表した。SWIFT1973年に発足し、現在200以上の国・地域の金融機関など1.1万社以上が参加している金融インフラとして機能しており、国際的な決済の80%を処理している。国内の送金は各国の中央銀行のシステムを利用して、取引内容をコンピュータと通信回線を使って伝達し行われるが、国際送金ではこの国内送金で利用されている「中銀」の役割を果たす「世界の中央銀行」は存在しないため、[SWIFT]のシステムを通じて決済されている。だが、多くの取引を請け負って国際送金を行っているために送金完了に数日がかかり、国によっては複数の中継銀行を介して取引することがあり、手数料がかさむなどの利便性に問題があると指摘されてきていた。

今回のプレリリースは、SWIFTがアジアでの即時国際送金に成功したというもので、これまで指摘されてきた「送金速度」に関する問題解決を着々と進めていることが明らかとなった。

  • SWIFT Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunicationの略称で国際銀行間金融通信協会と訳される。1973年より世界各国の金融機関に国際送金や証券取引などのサービスを提供している団体である。現在E2Eメッセージや取引追跡・取引の最適化などの機能を有するGlobal Payment Innovation(GPI)という国際金融インフラの開発を進めている。同協会は古くから国際インフラとして機能しており、すでに世界200ヵ国、1.1万もの金融機関が参加している。

 

アジアでの国際送金13秒で

プレリリースによると今回の即時国際送金の試験には、オーストラリア、中国、カナダ、ルクセンブルク、オランダ、シンガポール、タイの7ヵ国17の銀行が参加した。参加国での送金はすべて25秒以内に完了し、オーストラリアからシンガポール間の送金に至ってはわずか13秒間で完了したという。

これまで取引完了に数日を要し、「お金を持って飛行機に乗った方が早い」と揶揄されるほどのものだったSWIFTを経由した送金だが、今回の実験で大きく改善への歩みを進めた。

 

国際送金における問題解決

前述の通り現在金融インフラとして機能し、国際決済の80%を処理しているSWIFTでは「送金速度」「手数料」の問題が存在している。これを解決するために分散型台帳技術を活用した送金サービスを展開するRipple社やIBMのステラ・ルーメン(Stellar/XLM)のネットワークを活用した国際送金ネットワーク[Blockchain World Wire(BWW)]Jpモルガン独自のブロックチェーンを活用した銀行情報ネットワーク[Interbank Information Network(IIN)]、日欧米の有力銀行が独自の暗号通貨発行計画に動くなどといった様々な国際送金利便性向上のための動きが活発化している。

 

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参考:SWIFT[SWIFT sees success with global instant cross-border payments with Singapore’s FAST]

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