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Binance、XLMのステーキングサポート

記事のポイント

  • BinanceXLMのステーキング報酬サポート
  • ステーキングとは
  • PoSの利点

世界大手暗号通貨取引所Binance(バイナンス)は、意図せずに暗号通貨ステラ・ルーメン(Stellar/XLM)のステーキング報酬を得ていたことを公表し、この報酬を顧客に分配する方針を明らかにした。

 

BinanceXLMのステーキング報酬サポート

718日、世界大手暗号通貨取引所Binance(バイナンス)は、顧客資産として保有していた9,500,000XLM(830万円)のステーキング報酬を意図せずに得てしまっていたことを公表し、この報酬を顧客に分配する方針を明らかにした。このためBinanceは、720日から40日間の同取引所口座のXLMの残高スナップショットを毎日取得し、その平均残高に応じてXLMステーキング報酬を分配する。

  • ステラ・ルーメン(Stellar/XLM) 決済・送金に重きを置いたプロジェクト。Ripple創業社によって開発されたために暗号通貨Ripple(XRP)と比較されることも多い。ただ、Rippleでは「企業」を対象とし既存の送金を手助けするソリューションが中心となっている一方、ステラでは「個人」に重きを置き個人で自由に送金ができるソリューションが中心、と同じ送金・決済の利便性向上という目的があるものの、それを実現させるための手段は異なるものとなっている。

 

ステーキング

ステーキングとは、暗号通貨のコンセンサスアルゴリズムの1つであるPoS(Proof of Stake)の承認方法である。ビットコインなどのPoWを採用しているものではWork=マイニングを行うことで承認が行われるが、このPoSではStake(ステーク)、つまり保有量や保有期間といった保有によって承認が行われる仕組みとなっている。

 

PoSの利点

PoWではマイニングによって承認が行われるため51%攻撃などのリスクが存在するが、PoSでは「保有量・保有期間」によって承認が行われる。そのためPoS採用通貨へ攻撃を行うには大量の資産を保有し、ある一定の機関保有し続けなければならない。そういったハードル・コストの高さから、プロジェクトの信頼性を落とし、価値を傷つけるのは合理的ではなく51%攻撃のリスクが低減するとされている。コインによっては保有量や保有期限といった基準はさまざまであり、ウォレットを起動しオンラインにしておく必要があるが、保有していることで利益を得られるといったメリットがある。

しかしながら、PoSに欠点がないわけではなく、「保有量・保有期間」といった保有に制限がかけられるためにコインに必要な流動性が損なわれるといった点や資産が集中してしまうといった点が存在している。

  • コンセンサスアルゴリズム 承認方法・合意形成を意味し、その取引が正当なものであるかどうかを管理・検査するものとなっている。計算量によるPoWをはじめ、保有量や保有年数によるPoS、コミュニティへの貢献度・重要度によるPoIや各承認者をあらかじめ決めておいてそれらによる投票で決定するPoCと様々なものが存在している。

 

まとめ

今回、BinanceStellarのステーキングサポートを表明した影響か、XLMの価格は上昇している。意図せず得てしまった利益とはいえ、それをきちんと公表し分配を行う姿勢は、透明性に課題があるとされている暗号通貨業界で評価される行動である。

 

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