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bitFlyerBlockchain,翻訳に関する実証実験開始

記事のポイント

  • bitFlyerBlockchain,翻訳に関する実証実験開始
  • 翻訳プラットフォーム[Tokyo Honyaku Quest]
  • 経済産業省のブロックチェーンへの取り組み

株式会社bitFlyer Blockchainは、株式会社イード、Tokyo Otaku Mode Inc.(TOM)、オタクコイン協会の4社共同でブロックチェーン技術を活用した翻訳プラットフォーム[Tokyo Honyaku Quest]の実証実験を開始したことを発表した。同実証実験は、先日経産省が公表した[ブロックチェーン技術を活用したコンテンツの流通に関するシステムの開発・実証支援]の対象に選ばれたものとなっている。

 

bitFlyerBlockchain,実証実験開始

7月9日、株式会社bitFlyer Blockchainは、株式会社イード、Tokyo Otaku Mode Inc.(TOM)、オタクコイン協会の4社共同でブロックチェーン技術を活用した翻訳プラットフォーム[Tokyo Honyaku Quest]の実証実験を開始したことを発表した。

同実証実験ではイードが運営する「アニメ!アニメ!」の日本語アニメニュース記事を翻訳の対象とし、翻訳版の記事を新たに立ち上がる「アニメ!アニメ!」のグローバル版「Anime Anime Global」に掲載されるものとなっている。[Tokyo Honyaku Quest]では、世界中のアニメ作品のファンが翻訳家となり、前述のニュース記事翻訳を行うことが可能となっており、翻訳された記事は正式な翻訳版として翻訳者のIDとともにブロックチェーン上で記録。翻訳者及び翻訳協力者に対しては、その対価として独自トークン[HON]が付与される仕組みとなっている。

現時点では英語版のみの提供となるが今後他の言語にも対応していく方針であるとともに、翻訳者・協力者だけでなく記事の拡散に協力した利用者や翻訳版の記事を閲覧した利用者にもこの[HON]を付与し、コンテンツやその翻訳を通じた新たなコミュニティ構築を促進させていく考えである。また、この独自トークン[HON]はオタクコイン協会が発行する[オタクコイン]と互換性を持つ予定だとされているが、[HON][オタクコイン]のどちらも資金決済法上の仮想通貨の定義には該当しないものだとされている。

 

[Tokyo Honyaku Quest]

今回実証実験が開始された翻訳プラットフォーム[Tokyo Honyaku Quest]は、bitFlyerBlockchainが提供する独自プライベートブロックチェーン[miyabi]を基盤としたものとなっており、独自トークン[HON]はこのmiyabi上のスマートコントラクトで発行されたものとなっている。

[Tokyo Honyaku Quest]の実証実験は711日、経済産業省が公表した「コンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金(J-LOD)」の対象となった11件の実証実験・開発事業の1つでもある。この[J-LOD]というのは、コンテンツが主体となったまたはコンテンツを有効活用して海外展開を行う際のローカライズ及びプロモーションを行う事業者に対して、政府が補助金を交付することで、日本初のコンテンツ等の海外展開を促進することを目的としている。また、これらコンテンツ等の海外展開が活性化することで、海外での日本ブーム創出や関連産業の海外展開の拡大、それらによる訪日外国人等の促進につなげることも目的としている。この補助金対象としては、前述の通りコンテンツ等を主軸にした企業・団体が挙げられているが、今回「ブロックチェーン技術を活用したコンテンツの流通に関するシステムの開発・実証に関する」とあるように、デジタル技術を活用した先進性の高いコンテンツ等の開発等を行う事業も対象となっている。

今回の実証実験ではアニメニュースを対象としているものの、将来的にはアニメニュース記事に限らずあらゆるテキスト・言語に対応した非中央集権的に運営される汎用的な翻訳プラットフォームを目指している。

  • ブロックチェーン技術 取引履歴を暗号技術によって過去から一本の鎖のようにつなげ、取引履歴・情報を正確に維持しようとする技術であり、P2Pネットワークを利用することで中央管理者を必要とせずにシステムを維持することが可能なものとなっている。分散され、中央管理者がいないため、データの改ざん・破壊に強いという特徴のほか、サーバーのダウンや中央管理者による不正にも強いものとなっている。

 

まとめ

興味関心のある参加者が直接持てる知識を持って翻訳に取り組むことで、翻訳速度・翻訳精度の向上を図るとともに、協力者らに公平な報酬を与え健全な言語の壁を取り除いたコンテンツプラットフォーム構築が期待されている。非中央集権型でありながら、オフィシャルな翻訳版作成を促しコンテンツ提供者と閲覧者の結びを強固なものとすることで、製作者・提供者への適切な収益還元の仕組み構築が期待されている。

 

関連記事

 


参考:株式会社bitFlyer Blockchain[世界中のファンがアニメニュース記事を翻訳するブロックチェーンプラットフォーム の実証実験を開始 ~bitFlyer Blockchain、イード、Tokyo Otaku Mode、オタクコイン協会 の 4 社による共同実証実験 ~ ]

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