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暗号通貨Tronを悪用した詐欺、Tron財団が公式声明発表

記事のポイント

  • 暗号通貨Tronを悪用した詐欺で自殺者
  • Tron関連会社に抗議が殺到、警察出動
  • Tron財団公式声明発表

トロンの名を悪用したネズミ講で被害を受けたトロンは「詐欺にあわれた方々への同情と理解を示すが、同社に対して行った暴力行為に関して強く非難する」といった公式声明を発表した。また、同社はこれまでに暗号通貨やブロックチェーン技術を利用した詐欺団体や活動に関する注意喚起を行ってきたことを述べ、名前に騙されずに対応することを求めた。

 

Tron悪用したネズミ講

78日、暗号通貨トロン(Tron/XTR)の名を悪用し、詐欺行為を行っていたウェブサイト[Wave Field Super Community]が突如閉鎖したことを受け、このサイトが「トロン関連企業によるものだ」と信じていた詐欺被害者たちはトロン関連会社に説明を求めて殺到。警察が出動する事態となった。実際にはトロンと関係はなく、トロンの関連会社を装ったねずみ講だったが被害額は約32億円にも上るとみられ、その規模の大きさから1名の自殺者も出ている。

トロンに関係はなかったものの「トロンの設計そのものに詐欺を許容する大きな欠陥があった」とする非難やこの詐欺に関してトロンの正式な説明がなかったことに納得がいかないとする意見もある。

 

Tronへの風評被害

同ねずみ講サイトの突然閉鎖を受け、トロンのパートナー企業である[Raybo technology]に抗議者が殺到した。これに地元警察が事態の収拾に対応したのだが、「トロン関係会社に警察の捜査が入った」というフェイクニュースが流され、トロンそのものも風評被害に合っている。

ねずみ講を行ったのがトロンであると信じているものによる「被害情報」や実際にパートナー企業に集まっている警察の「写真」がTwitterなどのネット上で出回ったことからTRXの価格は一時急落したものの、現在は誤解が解け価格は回復傾向にある。

 

トロン財団の公式声明

78日、トロンは今回の事件に関する声明を発表。今回の詐欺被害に合われた方々への同情と理解を示すとしたうえで「何度もブロックチェーン技術や暗号通貨を悪用して投資かをだまそうとする詐欺や違法な活動に関する警告・情報提供を行っていた」ことや今回突如閉鎖された[Wave Field Super Community]に関しても「1月にWechatで注意喚起を行っていた」ことを述べ、同社に殺到した抗議者の動きを非難した。

 

まとめ

LINEに誘導する詐欺やTwitterDMで勧誘してくる暗号通貨詐欺も多くある中で、こうした知名度の高い暗号通貨を利用した詐欺には騙されてしまう方もいるかもしれない。まず、「関連プロジェクト」などと勧誘を受けた際には公式団体や企業に問い合わせて確認を取ることが必要だ。「海外プロジェクトだから英語のわからない自分では確認できない」という方は、手を引くべきだ。「詐欺かどうか判断できない」「判断するすべを持たない」時は、自分に合ったものではなかったと身を引くことが大事である。投資は利益を得ることが重要だが、それ以上に今持っている資産を失わないことも重要である。

 

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参考:TronFoundation[The Wave Field Community Scam and Our Response]

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