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匿名化サービス[Bestmixer.io]、強制閉鎖

記事のポイント

  • 匿名化サービス、強制閉鎖
  • インターネットセキュリティMcAfeeによる報告で捜査開始
  • オランダ財政情報調査当局、ルクセンブルク当局、欧州刑事警察機構が共同

欧州刑事警察機構EUROPOL(ユーロポール)によって、暗号通貨取引匿名化サービス[Bestmixer.io(ベストミキサー)]が強制的に閉鎖されたことが発表された。取引のプライバシー保護でも利用される匿名化技術は、プライバシー保護、というよりは資金洗浄や取引所をハッキングして得た資金の追跡を困難にするためといった犯罪利用されることが目立っている。

 

匿名化サービス、強制閉鎖

522日、欧州刑事警察機構EUROPOL(ユーロポール)によって、暗号通貨取引匿名化サービス[Bestmixer.io(ベストミキサー)]が強制的に閉鎖されたことが発表された。実際に取り締まりを行ったのはオランダの財政情報調査局(FIOD)とルクセンブルクの規制当局。操作はアメリカのインターネットセキュリティ大手McAfee(マカフィー)からの報告を受けて開始された。

同サービスは暗号通貨取引を匿名化するサービスとしてネット上で公開されたものの中でも有名であり一般的にも利用されていたが、その利用者の中に犯罪組織が含まれていたことが明らかになったことから、被害の拡大を抑えるためこの処置が行われた。

FIODによると同サービスでは、ビットコイン(Bitcoin/BTC)、ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)、ライトコイン(Litecoin/LTC)といった匿名性を持たない暗号通貨をミキシングによって匿名性を高めるサービスを提供していた。

  • EUROPOL(European Police Office) 欧州刑事警察機構。欧州連合(EU)の専門機関の一つで、警察捜査は行わず、EU加盟国間での情報交換促進・情報・機密事項の収集や照合分析などといったことを主として行い、EU内での捜査支援を行っている。情報交換・情報分析・専門技術の提供・訓練支援で捜査を円滑に進める。

 

犯罪利用されるミキシング

ミキシングは、上記にあるような匿名性がなく、一般公開される取引履歴が残るブロックチェーンにおいて、その履歴を複雑にし、追跡しにくくすることで匿名性を高める技術。具体的には、複数の取引記録を混在させ、トランザクションが 11 にならないようにすることで、だれによる取引なのか判別することを難しくするものとなっている。

暗号通貨取引は、自身の氏名、住所、銀行口座といった個人情報とその取引を結び付けないため、パッと見れば匿名性のある取引となるが、取引所での本人確認やブロックチェーン上に記録される取引記録から「どのアドレスがどのような取引を行った」ということがわかるようになっている。そのため、ビットコインやイーサリアムといった暗号通貨そのもので匿名性を持たないコインにおいては、その記録をもとに取引を追跡することが可能なのである。そうした透明性を抑え、取引に関するプライバシーを守る技術となっている。

しかしながら、前述の通りプライバシー保護、というよりは資金洗浄に利用されることや取引所をハッキングして得た資金の追跡を困難にするためといった犯罪利用されることが目立っている。

 

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参考:EUROPOL[Multi-million euro cryptocurrency laundering service Bestmixer.io taken down]

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