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Ripple社のロックアップに関する指摘[仕組みに対する誤解?]

記事のポイント

  • Ripple社、当初説明よりも21年前倒しでエスクロー?
  • CoinMetrics社による報告
  • 知られていないアドレスから5500XRPが放出
  • 取引所Bitstampに集中か

ブロックチェーン分析企業であるCoinMetricは、暗号通貨リップル(Ripple/XRP)に関する報告書を公表。これにより、XRPを多く保有しているRipple社が当初の説明とは矛盾した動きがあることが指摘された。XRPへの売り圧となる可能性のほか、Ripple社への信頼が大いに揺らぐ可能性もある。しかしながら、CoinMetricの指摘はRipple社の凍結システムを正しく理解していないが故のものではないかともみられる。

  • XRP 暗号通貨リップル(Ripple/XRP)は金融機関の送金で法定通貨間の橋渡し役となる通貨として、アメリカのRipple Labo(リップルラボ)社によって開発された。「送金」に重点を置いているため取引速度は数秒となっている。国際送金は4秒未満、手数料は、トランザクションごとに約 0.00001 XRP1秒間に1500件以上の取引処理が可能 と送金・決済において優秀な機能を有している。

 

Ripple社のXRPの扱い

517日、ブロックチェーン分析企業であるCoinMetricは、暗号通貨リップル(Ripple/XRP)に関する報告書を公表した。これによると数多くのXRPを保有するRipple社が当初説明していた内容よりも21年前倒しでXRPが法室されていると指摘された。

Ripple社は数多くの暗号通貨XRPを保有していることで知られており、すでに最大発行数に達し、これ以上増えることのないXRP55%を保有しているという事実からRipple社の存在がXRPの価格を大きく左右すると危険視され、そのリスクの高さからXRPの価格は伸び悩んでいた。そうした状況からRipple社は、保有しているXRPの半数を一定期間凍結し、月に放出できるXRPの最大量を制限すること、月の最大枚数が放出されなかった場合には再び一定期間凍結されるといったこと対応を取り、同社の市場に与える影響を抑えようとすることが発表された。この発表が行われた後、XRPは急騰した。

しかし、今回CoinMetrics社はこのエクスローのペースが当初の説明よりも早まっていると指摘したのである。特に放出されたXRPの公表値が実際よりも少ないこと、当初の説明内容と異なる速度で放出が行われていること、そして不明なアドレスから5,500XRPもの放出が行われていること、そういった不審点が見つかったことから、XRPへのRipple社の及ぼす影響に関して再度危機感が煽られる可能性がある。しかし、Ripple社は毎月最大で10XRP放出上限としており、すべてを放出しなかった場合は再度凍結される。この凍結は再分配が行われるようになっているのだが、CoinMetric社はこの再分配の仕組みを理解せずに「早まっている」と指摘しているのではないかとみられており、今回の報告書が市場にもたらす影響は限定的だとされる。

ただ、あまり知られていないアドレスから放出されたXRPの大部分が取引所Bitstampに流れている可能性もあると指摘されており、先日のBTC大量売りで厳しい目を向けられている同取引所との関係にも注目が集まりつつある。

  • エスクロー 売り手と買い手の間に第三者である金融機関を介在させて、条件付きで決済を行う取引形態のこと。第三者預託とも呼ばれる。買い手は一定の代金を入金しておき、売り手との間に設けた条件が満たされたときに、その代金が売り手に支払われるという仕組みになっている。

 

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参考:CoinMetric[An on-chain analysis of Ripple’s escrow system]

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