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Xpring、Bolt Labsへ出資[匿名技術の導入か]

記事のポイント

  • XpringBolt Labsへ出資
  • 匿名技術を開発するBolt Labs
  • Ripple社の送金ソリューションで匿名送金も?

417日、Ripple社の投資部門であるXpringは匿名技術を提供するBolt Labsへ出資を行ったことを発表した。これまでXpringが出資を行ってきたのはXRPを活用したサービス・技術を課初していた企業であり、XRPの活用範囲を広げようとしたものであったが、今回対象となったのはXRPを利活用した企業ではなく、匿名技術に注力している企業である。「XRPの普及」を目的にしているXpringが出資を行ったことから、今後XRPで匿名送金が可能になるのではないかという期待の声が上がっている。

 

XpringBolt Labsへ出資

XpringではXRP関連の事業・サービスの普及・拡充を支援するために、起業への出資を行っており、20192月にはXRPアプリ開発のXRPL Labsへの出資も行っている。今回Xpringが出資を行ったのは、取引アドレスのプライバシーを守り、取引に関する情報を保護するといった匿名性に注力したプロトコル[BOLT]を開発するBolt Labsである。

匿名通貨でみられる[ゼロ知識証明]など匿名技術を用いた決済システムの構築を行っており、匿名性のないパブリックブロックチェーンでもこの技術を導入できるようになっている。元のコインの特性関係なしに相互運用が可能な技術であることから、今回Ripple社が同社に出資を行ったことで、同社の提供する送金ソリューションでも匿名送金が可能になるのではないかと期待されている。

  • ゼロ知識証明(zero-knowledge proof) 情報の内容を伝えずに、その情報が真実であることを検証・証明することができる技術のこと。ログイン時などにパスワードをそのままやり取りすると盗難などの危険性があるが、この技術を利用すれば、パスワードなどの秘密情報を利用せずに、証明することが可能となり、安全性が高まる。例えば暗証番号と乱数で計算した数字を質問の形で証明者に送り、証明者がその回答を検証者に送る。これを複数回繰り返すことで、確率的に本人である可能性を高めることができる。一回の成功であれば偶然成功したことも考えられるが、この検証は一度ではなく複数回行い偶然をなくしていくものとなっている。

 

Ripple社の提供している送金ソリューション

このXpringの活動目的は暗号通貨XRP・ネットワークの普及・拡大を促すことであり、今回のBolt Labsへの出資で匿名技術が活用できるようになることで、XRPの可能性が広がり、さらなる普及につながるとみられている。

また、XRPでの匿名送金が可能になることで、XRPを利用したRipple社の送金ソリューションxRapidでも、より幅広い活用が行われるようになるのではないかと期待されている。

 

  • InterLeger Protocol/ILP 世界中にある異なる価値を高速で移動させ、異なるネットワークを持つ個人間の支払いに対応することができる。例えば取引所にあるXRPと銀行にある日本円では全く異なる口座と価値を持つが、これらの間でも円滑に直接取引することを可能とする仕組みである。XRPLegerXRPの分散型台帳ネットワークを意味する。
  • xCurrent  RippleNet上で通信を行う2者間(E2E)での送金状況の追跡や分析、メッセージングも可能になる技術。銀行間取引における送金情報・送金指示を相互に通信でき、現在の送金問題としてある指示ミスによる送金ミスや送金中に資金を見失ってしまうという事態を防ぐことに貢献する。

     

  • XRapid 銀行が取引所などを利用してXRPで送金し、その後法定通貨と変換するものであり、実際に資金の移動を行う技術。現在の送金では、ただ資金を移動させるだけでなく、外貨と交換するために外貨を準備・管理する必要があり、そのコストから対応できる銀行は限られており、非常に手間のかかるものになっている。xRapidではXRPで相手に送金し、相手がその通貨に変換すれば完了と非常に手間のかからない効率的なものになっている。特に暗号通貨で送金するため瞬時に送金が完了し、コストも抑えられるものとなっている。

 

 

関連記事

 


参考:Xpring[Investing in Bolt Labs]

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