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Bitmain、雨期の水力発電を狙いマイニング装置の設置計画か

記事のポイント

  • マイニング企業Bitmain、マイニング機器の設置
  • 在庫販売ではなくセルフマイニングに切り替えか
  • 中国、雨季の水力発電の電力コスト低下を狙いに

321日、世界的なマイニング企業であるBitmain(ビットメイン)は、中国四川省に新たに20万台規模のマイニング機器を設置することを計画していると、Coindesk(コインデスク)が報じた。

 

20万台ものマイニング装置の設置

大手メディアであるCoindeskは、関係者の情報としてBitmainがマイニング装置の計画を進めていると報じた。中国南西部に位置する四川省は数百もの水力発電所が存在しており、大量の電力を生み出すことが可能な場として知られている。これから到来する雨季では水量が増加するため、水力発電のコストは通常よりも低くなることが予想されている。この見解をもとにBitmainでは自社のマイニング機器を設置し、比較的安価な水力発電でコストを抑えながらマイニングを進めようとする考えだという。

  • マイニング 暗号通貨のシステム、取引システムに参加し、取引データを追記する作業のことである。この作業を行うには膨大な計算を行う必要があり、演算装置・大量の電力が必要とされる。その代わりマイニングの報酬として新たに発行されたコインを得ることができる仕組みとなっている。報酬として新規コインを得られる仕組みとなっているため、同じ電力量を消費した際、コインの価格が下がっていれば収益は減り、上がれば収益は増えるという仕組みになっている。

 

収益を上げることが難しいマイニング事業

上記の説明の通り、マイニング事業はその仕組みから暗号通貨市場の影響を大きく受けるものとなっている。2018年からの市場の一貫した下落基調から、マイニングに必要なコストは固定されたまま、利益を上げることは難しく、マイニング事業を展開している企業は事業の縮小や撤退などに追い込まれた状況となっている。それは世界的なマイニング企業であるBitmainも同様であり、センターやオフィスの閉鎖などの決断を下している。

こうした動きから当然マイニングに必要なマイニング機器の需要も低下しており、マイニングそのものだけでなく、マイニング機器の開発・製造・販売といった事業も苦しい状況となっている。Bitmainはマイニング事業も展開しているが主たる収入源はマイニング用ASICやマイニング機器の販売での売り上げとなっているため、この影響は大いに受ける。このマイニング機器の需要の低下から、同社は少しでも収益を上げられるように、在庫であるマイニング機器を設置する計画を進めているのではないかとみられている。

 

まとめ

今回、Coindeskが報じた計画の真偽については、Bitmainの広報担当者がコメントを控えているため不透明だが、同社はちょうど最新のマイニング機器を発表したばかりである。もし仮に計画が本当であれば、最新機器が発表されたために型落ちとなり売れ残りが懸念される機器を効率的に利用し収益獲得を狙うのではないかとみられている。

 

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参考:Coindesk[Bitmain Set to Deploy $80 Million Worth of Bitcoin Miners, Sources Say]

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