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0.1ETHの送金に2,100ETHもの手数料[コミュニティのためか資金洗浄のためか]

記事のポイント

  •  ETHで巨額のマイニング報酬
  • マイニングプールのSparkpoolが獲得

219日、暗号通貨イーサリアム(Ethereum/ETH)1ブロック分のマイニング報酬として、通常の700倍にもなる報酬が支払われたことが明らかとなった。マイナーのモチベーションを高めるためなど善意から行われたものではないかとする意見も見られる一方で、資金洗浄ではないかという意見もみられている。

 

ETHマイニングで巨額の報酬

219日、暗号通貨イーサリアム(Ethereum/ETH)1ブロック分のマイニング報酬として、通常の700倍にもなる報酬が支払われたことが明らかとなった。この取引を依頼したアドレスは判明しているものの、だれのアドレス化は判明しておらず、取引額もわずかであったことから資金洗浄が疑われている。一方で、マイニング手数料が安くなりつつある状況からマイナーのモチベーションを高めるために行われたものではないかとする意見もみられている。

今回行われた取引は「0.1ETHの送金」だったが、それに支払われた手数料は2,100ETHだった。手数料は取引を依頼するものが自由に決められ、マイナーは手数料の高いものから優先して行うため、急いで送金したい者は平均価格よりも高めに手数料を設定することもある。しかし、今回の取引ではわずか0.1ETH(1,600)の送金依頼に対して、2,103ETH(3,400万円)もの手数料が支払われているのである。

イーサリアム(Ethereum/ETH)では新規に発行される3ETHと、ブロックに含まれた各トランザクション手数料の合計が報酬としてマイナーに与えられる。一般的には0.00010.001ETHの価格帯となっているため、マイニング報酬としては3ETHが一般的である。それと比較すると今回の「2,103ETH」という報酬額は相当な額だということがわかる。

アメリカのSNSサイトRedditではこの巨額の手数料に関して「何のために行っているのか」と議論が行われていた。

  • マイニング 暗号通貨のシステム、取引システムに参加し、取引データを追記する作業のことである。この作業を行うには膨大な計算を行う必要があり、演算装置・大量の電力が必要とされる。その代わりマイニングの報酬として新たに発行されたコインを得ることができる仕組みとなっている。報酬として新規コインを得られる仕組みとなっているため、同じ電力量を消費した際、コインの価格が下がっていれば収益は減り、上がれば収益は増えるという仕組みになっている。

 

ETHのマイニング報酬

暗号通貨イーサリアム(Ethereum/ETH)に関しては、2018831日に行われた定期会議の中で、報酬を現在の3ETHから2ETHへ減額させる提案が決定している。また、同コインは現在採用しているコンセンサスアルゴリズムPoWからPoSへの移行を予定しており、この移行のためにマイニング難易度を計画的に上昇させている。こうしたマイニングの難易度上昇、報酬の減額からマイナーのメリットが少なくなりPoSへの移行が行えるというものであるのだが、PoSのコンセンサスへの移行が完了する前に、マイナーの意欲が失われ、送金に遅延が現れる可能性も指摘されている。そうした今現在のイーサリアムの開発状況・マイニング環境から危惧される問題点を少しでも和らげようとして、今回のような「巨額の手数料」を支払うことになったのではないか、ともみられる。

 

まとめ

アドレスが判明しても、どこのだれかはわからないため、この手数料が善意からくるものなのか、どうか判別することは通常よりも困難になっている。

 

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