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返済できない負債を暗号通貨で返済[WFCの実態]

記事のポイント

  • 詐欺事件、説明会開き対応説明
  • 返金できない負債は「暗号通貨」で返済

各地でセミナーを開き、虚偽の投資話で資金調達を行っていたことが発覚し、現在捜査されているテキシアジャパンホールディングスは、21日に説明会を開き、返金などの対応に関する説明を行った。この説明会では、「館員に返金できなくなっている負債を仮想通貨で弁済する」という計画が発表された。

 

法定通貨ではなく暗号通貨で弁済

テキシアジャパンホールディングスを巡る詐欺事件に関して、同社は221日に会員への説明会を開き、返金できなくなっている負債を暗号通貨(WFC)で弁済するとの計画を示した。日経新聞が報じた。しかし、説明会の中ではWFCがどのようなシステムで動いているのか、信ぴょう性はあるのか、レート・リスクに関する説明も行われなかったことから、より一層不信感が煽られる状況となっている。

特にWFCに関しては、価値がほとんどなくWFCで返済が行われたとしても、何の価値もなく、被害が拡大する恐れがあると危惧されている。

 

「テキシアジャパンホールディングス」の詐欺事件

投資コンサルティング会社、テキシアジャパンホールディングスは20139月に設立され、これまで「東南アジアに進出する個人・法人を支援する」と称して資金を募り、一口100万円で、月3万円(月利で3%)の高配当を約束していた。しかし、事業の実態はなく、20178月より配当は停止していた。この配当が停止したことにより「詐欺ではないか」と疑う人が出てきたのを受け、今度はダイアモンドと交換可能な暗号通貨ワールドフレンドシップコイン(WFC)を発行。海外取引所には上場したものの、実際にダイアモンドと交換できるわけではなく、上場と同時に価値は暴落している。

また、同コインについては著名人・著名団体を利用して信ぴょう性を高めようとしていたようだが、提携・協賛関係にあるとされていた「日本エジミウソン財団」は、20188月に「我々日本エジミウソン財団はそのような仮想通貨とはまったく関係がございません。九州のほうにサッカー専門の学校を作るなどのお話も一切ありませんので、もし、そのようなお話しを聞いた場合は詐欺の可能性が高いのでお気を付けください。」と公式声明を発表している。

※ちなみに、同社は書類上で「投資」ではなく「金銭貸借(貸付)」の形をとっており、そのため同社は全額を返済する義務が存在している。出資法違反だけではなく、詐欺に問われる可能性がある。

  • 出資法 出資の受け入れ・預かり金及び金利等の取り締まりに関する法律。一般大衆の保護と信用秩序の維持の観点から、貸付金業者などを規制するものとなっている。

 

まとめ

暗号通貨だけでなく、詐欺は投資・食事・日用品とさまざまな分野で存在している。しかし、その様々な分野には、自身が知らないだけで業界の健全化のための法規制などが存在する。詐欺被害に合われた方が「旨い話だと思った」と口にするように、うまい話には裏がある。一体その「旨い話」は「誰にとって」一番都合がいいのか、考える必要がある。

 

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