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ブロックチェーンは喧伝されすぎか

世の中にはいくつもの技術がある。おそらくその多くは、培われた経験をもとに構成され洗練されて技術としての体を成している。

 

 

また、技術にもさまざまある。靴を作るのも技術、包丁を研ぐのも技術、野球でヒットを打つのにも技術、扇風機からよりまっすぐな風を送るための技術、なんてものまである。人類が知能を手にしてから開発してきた技術の数々は、その全体を捉えようがないほど莫大なものになっている。

 

翻ってブロックチェーンである。これは靴を作ったり、包丁を研いだりするのとは少し毛色が違う、しかし技術である。どのようなものか、情報の記録方法に関する技術である。改ざんが難しく、情報の同一性保持に極めて高い精度を持つ技術といえる。

 

一見変わり者のこの技術だが、ある分野からは熱狂的な注目を集めた。金融である。ブロックチェーンが応用され、分散型台帳を完成させられれば、瞬時のやり取り、止まらないシステムの二つが同時に達成できる。中央台帳管理に頼っていた金融業界から見れば、これは夢のテクノロジーといっても過言ではない。

 

ただし、その熱狂の渦の中でそれ以外の分野からの耳目も大いに集めたことに対しては、時期尚早の声が上がっている。

米コンサルティングガートナーのソンダガード氏は、先日こんな発言をしている。「短期的な未来の話では、ブロックチェーンは喧伝されすぎている。まだ技術的に未成熟の部分も多い上に、打ち出されるビジネスモデルにも明確性がない。将来的には私たちの生活に活用される可能性があるが、P2Pで完全に個人の台帳を管理していくモデルを浸透させるためには、課題が山積している。」

 

しかし同氏は金融以外へのブロックチェーンの波及という点で、過去の履歴を明確にしなければならない業種、たとえば船舶業などでは、数年以内に威力を発揮するだろうということを述べている。

 

 

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