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Finablr、RippleNet加盟[サイアム銀行と国際送金]

記事のポイント

  • UAEの送金業者、RippleNetに加盟
  • タイ ー UAE間でRippleNetを利用した国際送金開始

210日、アラブ首長国連邦(UAE)の送金業者Finablrは、Ripple社のRippleNetに加盟し、RippleNetを活用してタイのサイアム銀行と国際送金を開始することを発表した。人口増加・経済成長で注目されるインドや中東・中国との関係を深めていくRipple社が、今後どのような動きを見せるのか注目しておきたい。

 

Finablrとサイアム銀行、RippleNetで国際送金

210日、アラブ首長国連邦(UAE)の送金業者Finablr(フィナブラー)は、Ripple社のRippleNetに加盟し、RippleNetを活用したタイでのサービスを開始することを発表した。Finablrは国際送金ブランドであるUAE ExchangeUninomi2つを所有しており、今回同社がRippleNetに加盟することにより、両ブランドでRippleNetを利用した新たなサービスが展開されることが期待されている。

このタイとの国際送金は、RippleNetにすでに加盟しているタイ最大級の銀行であるSiam Commercial Bank(サイアム銀行)と提携して行われることも明らかになっている。

今回の発表では、FinablrRippleNet加盟のほか、UAE Exchangeの今後の動きにも注目が集まっている。UAE Exchangeは世界最大級の送金業者であると同時に、2019年第1四半期までにRippleNetを活用した国際送金を開始する計画が報じられており、以前よりRippleNetの活用機会を大きく押し上げることが期待されていた。今回のFinablr社のRippleNetへの加盟は、その準備が着々と進められていることを意味しているのである。

 

  • UAE Exchange 1980年に設立された世界最大級の送金業者であり、世界で3番目に出稼ぎ労働者が多い湾岸地域の送金業界に大きな影響を及ぼす存在である。今では世界有数の送金業者となっており、世界5大陸に800か所近くの支社を構えている。創業者にはUAEの元法務大臣Abdulla Humaind AI Mazroei氏などが名を連ねる。特に中東・インドで活用されている。
  • RippleNet  Ripple社が構築する国際送金ネットワーク、送金インフラとなっている。RiippleNetへの参加はRipple社の提供するxCurrentxRapid・xViaのいずれかを使用することを意味する。現在、200を超える金融機関が同ネットワークに加盟している。

 

UAEでの暗号通貨・ブロックチェーンへの取り組み

アラブ首長国連邦(UAE)は暗号通貨・ブロックチェーンともに法規制整備・研究開発を進めている国である。2020年までに完全なブロックチェーン都市化計画を掲げており、政府が主導して産業・サービスへの同技術導入支援を行うほか、ICOの法規制整備を進めるなど積極的に取り組みが行われている。119日にはサウジアラビアと共同で、国際送金を円滑にし、利便性を向上させることを目的に共同で独自暗号通貨を発行することを発表している。

  • アラブ首長国連邦(United Arab Emirates/UAE)  アブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジューマン、ウムアルカイワイン、ラスアルハイマ、フジャイラの7つの首長国からなる連邦国家である。豊富な石油収入を背景に活発な対外投資を行うと同時に、現在の石油依存型経済からの脱却のため、産業の多様化に注力している。

 

Ripple社の中東への動き

中東地域で多くみられるイスラム金融は、イスラム教を信仰する人口の増加やイスラム教国での経済成長、潤沢なオイルマネーなどから急成長しており、送金市場における影響力も日に日に増している。そのためRipple社はこのイスラム金融での送金インフラとしての基盤を整えることを重要視しており、UAEのドバイへのオフィス設立計画や政府との提携を進めている。

 

まとめ

送金業者によるxRapidの導入・検討が進められながら、伝統的な金融機関でもRippleNetの採用、RippleNetを活用した送金が利用され始めている。人口増加・経済成長で注目されるインドや中東・中国との関係を深めていくRipple社が、今後どのような動きを見せるのか注目しておきたい。

 

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