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JASRAC、2020年ブロックチェーン本格導入

記事のポイント

  • 日本音楽著作権協会、ブロックチェーン技術を導入
  • 楽曲使用料透明化が目的
  • JASRACのような管理事業者が必要であることは強調

24日、日本音楽著作権協会(JASRAC) の浅石道夫理事長は、2020年にもブロックチェーン技術を本格導入する考えであることを表明した。銀行業務や不動産業務同様に、同協会もブロックチェーン技術を導入することで、楽曲の利用・徴収・分配履歴を記録し、音楽著作権使用料の流れの透明性向上を図る。

 

JASRAC、ブロックチェーン技術導入へ

24日、日本音楽著作権協会(JASRAC) の浅石道夫理事長は、2020年にもブロックチェーン技術を本格導入する考えであることを表明した。JASRAC201810月から11月に日本IBMと共同で、楽曲の利用・徴収・分配データをブロックチェーンで管理することに関する実証実験を実施し、可能であることを確認している。2019年の夏にはより実環境に近づけた形で2回目の実証実験を計画しており、2020年に本格導入を進める考えである。

あくまで、このブロックチェーン導入で期待しているのは著作権料の動きへの透明性向上であり、運営費削減は期待していないとしている。JASRACの年間の徴収・分配額は約1100億円にも上るが、1件の楽曲利用で生じる著作権使用料は1円に満たないケースも多い。そうした取引の多さ、透明性、といった課題を解決するにはブロックチェーン技術が最適だとみられる。

  • JASRAC 一般社団法人日本音楽著作権協会(Japanese Society for Rights of Authors, Composers and Publishers/JASRAC)JASRACは、国内の作詞者(Author)、作曲者(Composer)、音楽出版者(Publisher)などの権利者から著作権の管理委託を受けるとともに、海外の著作権管理団体とお互いのレパートリーを管理し合う契約を結び、著作権等の管理を行っている団体である。

 

ブロックチェーン技術とは

ブロックチェーン技術とは、取引履歴を暗号技術によって過去から一本の鎖のようにつなげ、取引履歴・情報を正確に維持しようとする技術であり、P2Pネットワークを利用することで中央管理者を必要とせずにシステムを維持することが可能なものとなっている。すべての記録がつなげられて保管されているため、どれかを書き換えたり取り消したりすると、それは一本の記録ではなくなってしまい、情報の整合性は取れなくなる。こうした仕組みから、データの改ざん・破壊に強いという特徴を持つ。

ASRACはこのブロックチェーン技術の特性を生かし、楽曲の利用・徴収・分配履歴を記録し、音楽著作権使用料の流れの透明性を高める考えである。

 

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