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取引所Cryptopia,ハッキング事件か出口詐欺か

記事のポイント

  • 取引所Cryptopiaでハッキングか
  • 自作自演を疑う意見も
  • ハッキング事件前の謎の出金

ニュージーランドの暗号通貨取引所Cryptopiaでセキュリティ問題が発生したとして、現在警察や専門家らがハッキング事件の疑いもあるとして捜査を行っている。その一方で、セキュリティ問題が起きる前に謎の出金があったことから「出口詐欺ではないか」という疑惑も浮上している。

 

取引所Cryptopiaでの事件

115日にニュージーランドの暗号通貨取引所Cryptopiaが「セキュリティ問題が起き、損失が生じた」と発表した。この事件に関する詳細は明らかとなっていない。

事件に関してはハッキング事件の可能性もあるため警察も調査に動いており、原因を探るために専門家チームも結成されている。当初は取引所Cryptopiaもこの事件に関する最新情報を随時公開していくとしていたが、警察の捜査が入ったことから最新情報の公開はできないとされた。こうした事件に対する情報の少なさ、そして資産の安全を確認できない状況から利用者の不安は高まっており、一部ではハッキング事件を装った出口詐欺ではないかという意見もみられている。

 

出口詐欺の疑いも

ただ今回の事件については「出口詐欺ではないか」とし、取引所の自作自演を疑う声も多くみられる。理由としては以下の点が挙げられる。

  • 当初「セキュリティ問題」とし「ハッキング」としなかったこと
  • 取引所のメンテナンスを予定
  • メンテナンスのため口座は凍結、入出金は停止
  • 事件発覚前に資金を移動させていたこと

当初ハッキングではなくセキュリティ問題であるとしていた点やメンテナンスを予定し、口座が凍結・入出金停止を行っていたことで、利用者がハッキングに気付くのを遅らせたという考えである。「メンテナンス中」とあれば、ログインや資金を動かすことはできないと分かっているために、利用者は「資金を動かせない」という状況に疑問を抱かず、ハッキングだと疑うこともない。実際に出口詐欺の手法としては大規模なメンテナンスを予定し、キャンペーンなどで資産を取引所に集めたのちに「メンテナンスによる欠陥」とし、メンテナンスを緊急開始し、そのまま逃走という手口がみられる。また今回Cryptopiaがこうして出口詐欺の疑いをかけられているのは、こうしたメンテナンスだけではなく、事件が起きる前の13日に所有者不明のウォレットに対しておよそ4億円相当のイーサリアム(Ethereum/ETH)とセントラリティー(/CENNZ)が送金されていることもある。つまり、ハッキングを装う前に、取引所にある資産を安全なところに移動・隠しておき、ハッキングを理由に利用者資産の返済を逃れ、持ち逃げしようとしているのではないかとみられているのである。

  • 出口詐欺 顧客の資産を持ち逃げする詐欺のこと。顧客が資産を動かす猶予を与えなかったり、顧客が資産を動かすことを阻止してそのまま持ち逃げする。コインの上場廃止を行う際に利用者が取引を与える暇を与えなかったり、取引所のメンテナンスを予定してそのまま行方をくらますなどの手法がみられる。

 

まとめ

事件の真相はいまだ明らかとなっていないどころか、警察の捜査が入ったことから新しい情報・詳細は明らかになっておらず、利用者の不安が高まっている。そうしたことからこうした出口詐欺に関する疑いも浮上しているとみられている。もちろん出口詐欺の可能性もあるが、ハッキングが起きたのは13日であり、取引所が気付いたのが15日だったという可能性もある。その場合、取引所のセキュリティ管理にも問題があるということになるが、いずれにしろ利用者に対する情報提供が求められる。警察や専門家が動いていることから事件が早期解決となることを祈るばかりだ。

 


参考:NewZealandPOLICE「Investigation involving crypto-currency company

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