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ステーブルコインの定義[テキサス州・日本]

記事のポイント

  • テキサス州、ステーブルコインの見解
  • 日本でのステーブルコインの扱い
  • ステーブルコインのこれから

アメリカテキサス州でステーブルコインは暗号通貨とは異なり、通貨に該当するという見解が発表された。日本でも現在資金決済法で定義されている「仮想通貨」にステーブルコインは該当しないことから、同州と同様に暗号通貨とは異なる存在として扱うようになる可能性もある。

 

ステーブルコインの定義

12日にアメリカテキサス州が発表したガイダンスでは、ステーブルコインは通貨に該当し、発行者は認可を得る必要があるとされた。ステーブルコインは法定通貨を結び付けられたものであり、その価値を法定通貨で保証しているものであるため、ステーブルコインは送金業者法で「通貨」となるためだという。

ステーブルコイン(Stablecoin)はその名の通り、価格が安定したコインとなっている。ステーブルコインといっても、法定通貨を担保として価値を担保しているものや他の暗号通貨を担保としているもの、スマートコントラクトで発行しているものなど様々な種類がある。ただ、どれも普通の暗号通貨よりも価格変動リスクは抑えられたものとなっており、暗号通貨のデメリットをなくしたものとなっている。また暗号通貨メリットである銀行口座を介さずに送金ができる点は変わらずに存在しており、法定通貨と暗号通貨のメリットを併せ持ったものとなっている。そのため、ステーブルコインの開発・発行は注目されており、日本円を担保としたものやイギリスポンド・オーストラリアドル・アメリカドルと様々な法定通貨を担保としたステーブルコインの開発が進められている。日本ではGMOが日本円建てのステーブルコイン開発の準備を進めている。

 

日本での扱い

日本では以下の性質を持つ財産的価値を持つものであると資金決済法で定義されている。

  • 不特定のものに対して、代金の支払いなどに使用でき、かつ法定通貨と相互に交換できる
  • 電子的に記録され移転できる
  • 法定通貨または法定通貨建ての資産ではない

ステーブルコインは前述の通り法定通貨建てで発行することで価格安定を図り、送金・決済の利便性向上を目的としたものとなっているため、この資金決済法上での「仮想通貨」の定義には該当しない。そのため、日本でもテキサス州同様にステーブルコインと暗号通貨を別のものとして定義されるのではないかとみられる。ただ、今現在の法律ではステーブルコインの定義や扱いはされていないため、正式な定義は不明となっている。ただ現在の法律で考えるのであれば、法定通貨建てのデジタル決済に該当することから、ステーブルコイン発行者は前払式支払手段発行者か資金移動業者として扱われるようになるのではないかとみられる。

  • 資金決済法 暗号通貨の交換業のほかに、資金移動業や前払式支払手段・資金清算業といった資金決済システムに関する法律となっている。

 

まとめ

ステーブルコインは最近取引所でも多く扱われるようになり、捨てぶるコインの担保としている資金の透明性が高まりつつあることから、注目が集まっている。実際に20189月の取引量から201811月の取引量は1032%も増加しているという調査が出ており、この取引が活発になることで、法規制整備の動きも促進されるのではないかとみられる。

 


参考:TEXAS DEPARTMENT OF BANKINGSUPERVISORY MEMORANDUM – 1037

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