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経済産業省、ブロックチェーン・ハッカソン開催

記事のポイント

  • 経済産業省、ブロックチェーン・ハッカソン開催
  • 学位・履修・職歴照明や研究データ管理がテーマ
  • ブロックチェーン技術の社会実装促進を目的に

経済産業省が主催、リクルートが事務局を務めるブロックチェーン・ハッカソンが2019年2月に開催される。 デジタル化や技術の進歩によって変化する学び方・働き方や国内で多発しているデータ改ざんをテーマにしたものとなっている。

 

経済産業省、ハッカソン開催

経済産業省は1227日、学位・履修・職歴証明、研究データの記録・保存の領域においてブロックチェーン技術による社会実装を促進させることを目的に、平成3129日及び1617日に、ブロックチェーン・ハッカソンを開催することを発表した。同省は平成30年度産業技術調査事業の中で、ブロックチェーン技術が同分野で活躍する可能性について検討してきており、今回はその議論の末、社会実装を進めるために行われるものとなっている。事務局は株式会社リクルートR&Dが務める。開催概要は以下の通りだ。

〈概要〉
  • 開催日時:20192月09日 開会式・ワークショップ
  •      2019216日・17日 審査・懇親会
  • 開催場所:東京都千代田区麴町1-4-4 2F 「Lifull Hub
  • 参加対象:ブロックチェーン技術に興味のあるエンジニアなど(学生・社会人) 参加規約に同意できる方であればだれでも参加可能
  • 審査表彰:審査委員による選考において優秀者には賞を授与予定

内容としては2~5名で各自チームを組み、提示されているテーマに沿って開発・挑戦を行う者となっている。ハッカソンへの参加には参加規約への同意と応募フォームへの記入が必要となっているが、参加対象としては参加規約に同意が行えればだれでも参加できるものとなっている。ただ、参加人数は70名程度尾を予定しており、人数制限があるため、申し込みが多数あった場合には書類参考したうえで抽選を行う場合があるとしている。

  • ブロックチェーン技術 取引履歴を暗号技術によって過去から一本の鎖のようにつなげ、取引履歴・情報を正確に維持しようとする技術であり、P2Pネットワークを利用することで中央管理者を必要とせずにシステムを維持することが可能なものとなっている。データの改ざん・破壊に強いという特徴を持つ。
  • ハッカソン(Hackathon) 開発者・技術者が一定期間集中的にプログラムやサービスの開発・考案などを共同で行うこと、その技能やアイディアを競う催しのことである。hackとmarathonからの造語。定められた期間内に、テーマに沿ったプログラム等を作り上げることが到達目標として設けられることが多い。

 

イベントの開発トピックス

このイベントは、「学び・働き方」「データの信頼性」といった2つの社会動向の変化をテーマとして開催する。そのため開発においても、以下のテーマでの問題・課題解決となる活用方法が求められるものとなっている。

〈学び方・働き方〉

技術の進歩・デジタル化の影響から、産業構造だけでなく教育に関しても変化が生まれてきている。例えばNEMを活用した教育プラットフォームや大学講義のネット配信などといった学びも、学び舎に赴いて行うのではなく、自宅に居ながら国内外の様々な教育を得ることが可能になりつつある。また、国内では人口減少によって廃校や学校の統合などの動きが加速している。そうした状況から今回のイベントでは以下の問題・課題を解決する開発を目的としている。

  • 半永久性な(例えば大学や会社が消滅しても可能な)学歴・職務履歴の証明
  • eLearningなどにおける証明書発行
  • 海外の大学と単位互換
  • 分散化IDDID)を活用した学位・職務履歴管理
  • ブロックチェーン技術を活用した長期証明
  • 学歴・経歴検証におけるコスト削減
〈情報管理〉

国内の研究機関や企業におけるデータ不正は年々増加傾向にあり、また政府の文書でさえも信頼のおけない状況となっている。研究活動・企業活動・政府活動とデータ改ざんが日本の大きな問題になっていることから、この情報管理の不正を防止するための開発が求められている。

  1. 研究データ不正がシステム上不可能なデータ管理基盤
  2. Open Data構想を導入した研究データ管理
  3. IPFSなどのデータ管理用のプロトコルを活用したデータ管理基盤
  4. 臨床試験のデータ管理におけるブロックチェーン技術の活用
  5. データの量が拡大していくときのブロックチェーン技術の活用
  6. プライバシーを担保するデータ管理基盤
  7. 被験者(データプロバイダー)や研究者に対するインセンティブ設計

 

まとめ

現時点(2018/12/31)ですでに85名もの方が参加応募を行っている。こうした政府主催のイベントが行われることで、同技術への取り組み・導入・関心を強化することにつながるのではないだろうか。

 


参考:経済産業省「学位・履修・職歴照明や研究データ管理をテーマにブロックチェーン・ハッカソンを開催します」

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