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信用スコアサービスへの動き[生体認証・個人情報・ブロックチェーン技術]

記事のポイント

  • 信用スコアサービス
  • 生体認証・個人情報・ブロックチェーン技術
  • これからの社会

社会がデジタル化し、技術が進歩していくことで情報をより効率的に効果的に活用して行くことが可能になりつつあり、それを利用した「信用スコア」サービスの提供も活発になりそうである。中国ではすでにこの「信用スコア」が婚活や終活にまで影響するほどの存在となっているが、日本ではどのような地位を築くことになるのだろうか。

 

「信用スコア」サービス

決済履歴や収入・学歴など様々な個人情報をもとに分析を行い、その個人がどれほど信用できるかを判断する「信用スコア」を活用したビジネスが本格的に開始される。

以前本サイトでも【情報銀行への日本企業・団体・政府の動き】で紹介させていただいたように、購買情報や顧客情報といった個人の情報を活用し、より必要とされているサービスを効率よくて帰郷できるようにする「情報銀行」という事業が注目を集めている。今回の「信用スコア」というのは情報銀行のように、情報を売りたい個人と買いたい企業を結び付けるものではなく、企業が独自で得た個人情報をもとに、顧客に対するサービスをそれ相応に変化させるといったものになっている。中国の「芝麻(ゴマ)信用」がその信用スコアを活用したサービス提供で代表例としてよく挙げられている。

国内でも201810月には既に、ソフトバンクとみずほ銀行の共同出資会社J.Scoreで個人情報の活用に同意した利用者へ信用スコアサービスが提供されている。またソフトバンクの連結子会社であるヤフーもYahoo JapanIDと連動した個人情報で独自にスコア分析を行い、サービスの向上を行うための実証実験に取り組んでいる。またNTTドコモでも携帯料金の決済履歴や契約期間からスコアを算出し、金融機関サービスを受けやすくするサービスの開発に取り組むなど動きが活発になっている。

  • ゴマ信用 中国巨大企業アリババ集団が提供するスマホ決済サービス「アリペイ」に搭載されている機能のこと。アリペイの決済履歴や利用履歴、収入などの個人情報で個人の信用度評価が行われる。収入に対して支出が多ければ、資産管理ができていないと判断され、過去に公共料金の延滞などがあれば信頼度は低くなるといった仕組みになっている。このスコアが高ければ、資産管理ができ、借金などもなく返済能力も高い人物だとみなされ、金融機関は安心して資金を貸し出しなどのサービス提供をおこなえる。一方信用スコアが低ければ、リスクの高い人物だとみなされ、商品・サービスの割引といった優遇は受けられない他、サービス提供を断られる場合もある。いまや中国国内の価値観を大きく左右するものとなっている。

 

生体認証・個人情報・ブロックチェーン技術

先日【生体認証の精度向上】でも紹介させていただいたように、顔や瞳の虹彩などで他人と間違えずに、個人を認識することも可能になってきている。ヨルダンなどでも難民の方々の身分証明として瞳の虹彩と情報を紐づけ、ブロックチェーン技術で管理することも行われている。そして社会がデジタル化し、個人情報だけでなく様々な情報の収集・分析を行うことが可能になったことで情報銀行や信用スコアサービスといった新たな事業が生み出されつつある。

  • 生体認証 指紋認証や瞳の虹彩認証、声紋認証、耳音響認証、筆跡認証など身体や動作の特徴から、個人の認証を行うシステムのこと。現時点では瞳や指紋といった身体的特徴を利用した認証システムが主流となっており、筆跡などの動作の特徴を利用した認証システムはあまり存在していない。生体認証では個人の特徴を利用しているため盗難や紛失の恐れがなく、現在のパスワードよりも安全性が高いとされている。
  • ブロックチェーン技術 取引履歴を暗号技術によって過去から一本の鎖のようにつなげ、取引履歴・情報を正確に維持しようとする技術であり、P2Pネットワークを利用することで中央管理者を必要とせずにシステムを維持することが可能なものとなっている。データの改ざん・破壊に強いという特徴を持つ。

 

まとめ

個人情報を収集し、企業や政府といった中央管理者がそれらを把握するサービス開発への取り組みと、個人情報を自分自身で管理できる分散型ID製品の開発の取り組みと、さまざまな動きがみられている。だが、これらのサービスが開発され、個々人で「どうするのか」を選択可能な社会になっていくことに期待したい。中央集権的なものにも安心感や利便性の高さといったメリットがあり、分散型も自分で管理でき自分で選択が行えるというメリットがある。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、個々人が自分の考えを持ち選択できるような社会に今後なっていくのではないだろうか。

 


 

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