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医療サービス、安全性・透明性向上へ

記事のポイント

  • アメリカ、医療情報共有にブロックチェーン活用
  • 医療分野でのブロックチェーンへの期待

 アメリカの医療サービスが大きく変わろうとしている。同国の大手医療サービス企業らが連携し、ブロックチェーン技術を活用した情報共有を試験的に開始する。

 

ブロックチェーンで情報共有

アメリカの大手医療企業らが連携し、情報の精密性・安全性、そしてコスト削減のためにブロックチェーン技術での情報共有を試験的に開始することを発表した。参加企業は以下の通りだ。

  • UnitedHealthcare(ユナイテッドヘルスケア)
  • Optum(オプタム)
  • Quest Diagnostics(クエスト・ダイアグノスティックス)
  • Humana(ヒューマーナ)
  • Multiplan(マルチプラン)

ブロックチェーン技術とは 情報を一つにまとめ、その情報をつなげて保管していく技術のことで、情報は複数の参加者によって管理される。

今回の試験では分散型の安全性と情報の正確性、そして情報を追跡する能力を確かめる。医療サービスのミスや保険会社との連携が円滑になることで、安全性や利便性の向上はもちろん、経費削減にもつながる。アメリカ最大の医療システム企業が、動くことで世界の医療は大きく変化するだろう。

 

医療業界の問題

医療業界では金融業界同様、膨大な個人情報を取り扱う。そして医療業界での情報は人の命に係わる重要なものである。死因の第3位に挙げられる医療ミスは、こうした情報の管理が正確に合理的に行われていないために起きる。

プライバシー保護のために効率の悪さや情報管理のコストなどが大きな課題となっている同分野において、コストも安価で透明性・安全性がともに高い同技術は、非常に有用だと期待されているのだ。患者のこれまでの服薬履歴や治療履歴をどの診療機関でも共有することが可能になれば、治療や検査の重複を避け、体に負担をかけることを避けられる。またこの情報は権限を得た医療従事者・関係者でなければ閲覧できないようになるため、個人情報の管理についても安全性が向上する。医療業界全体の向上につながるとして、期待されているのだ。

 

日本での活用

アメリカでの取り組みや医療業界の現状から、日本でもブロックチェーン技術の活用が期待されているが、日本ではそもそも情報の電子化が進んでおらず、同技術を導入・活用できる段階にない。国内ではまず、ブロックチェーン技術導入の前に、医療全体のデジタル化を行う必要がある状況なのである。

 

まとめ

国際送金や決済といった金融サービス同様、医療サービスも少しずつ変化していくことが予想される。24時間365日いつでも決済可能で、手数料無料になるように、医療でもおくすり手帳や初診での記入が必要なくなっていくのかもしれない。


 参考:Modern Healthcare

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