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広く活用が期待される「ブロックチェーン技術」

記事のポイント

  • イーサリアムのブロックチェーン活用
  • 「技術の誤用は時間の無駄につながっている」
  • 注目される「ブロックチェーン」

ブロックチェーンの活用・導入が広く注目される中で、その現状に疑問を抱いているヴィタリック・ブテリン氏は、ブロックチェーン技術にも活躍が期待される分野とそうでない分野があるとして、技術の誤用は時間の無駄につながる可能性があるとした。

 

Amazon、ブロックチェーンを活用した新たなサービス

Amazonは企業向けサービスにて、ブロックチェーンネットワークを開発・管理できるAmazon Managed Blockchainの提供を開始した。

同サービスではHyperledger FabricEthereumのどちらかを選択し、プラットフォームを構築することができる。現段階ではまだテスト版となっているため、Hyperledger Fabricしか選択できないが、今後選択可能になる。またこのサービスと連携して利用することが可能なAmazon Quantum Ledger Database(QLDB)発表も行われた。QLDBでは取引記録の管理を行うサービスであり、取引記録はもちろん変更もブロックチェーンで記録が行われる。

今回新たに発表された2つのサービスを活用することで、企業が容易にブロックチェーンを導入することができ、より透明性の高い普遍的な記録が行える。また取引記録が行われるため、何か問題が生じた際にも証拠として利用することが可能になる。

 

Ethereumの活用

スイスの食品製造会社、Gustav GeringEthereumのブロックチェーンを食品加工・流通経路の追跡に利用することを発表した。生産日だけでなく、素材がいつどのように加工され、どのように消費者に届けられるのかといった情報を明らかにし、食品の透明性・安全性を高めることを目的にしている。食品追跡としてはIBMが提供するIBM Food Trustが広く利用されている。

ただ、このようなブロックチェーンの活用が広がっている一方で、Ethereumの共同創業者Vitalik Buterin氏は「ブロックチェーン技術の誤用は時間の無駄になる可能性がある」とQUARTZのインタビューで語った。

同氏はブロックチェーン技術活用に適している分野があるといい、その中で暗号通貨と国際送金などの金融分野を挙げた。現在、ブロックチェーン技術はさまざまな分野で導入が進められ、関心が高まっているものの、全ての業界での活躍が保障されているわけではないとした。またブロックチェーン技術が実際に社会の中で機能していくにはまだ多くの時間がかかるだろうとした。同氏は疑問点として今ある食品追跡などでブロックチェーン技術を活用したとして、食品加工者や食材生産者が同技術を正しく使いこなせるのか、ということについて触れていた。ブロックチェーン技術は耐改竄性が高く、信頼性・透明性を高める技術であることは確かであるが、そもそもブロックチェーンに入力した情報が誤っていれば意味がない。まだ同技術への知識はもちろん、認識が広まっていない中で「ブロックチェーンを採用したOO」ともてはやされる現状について疑問を抱いているようである。

 

参考:Gustav Gering QUARTZ

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