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BCHのハードフォーク、分裂の可能性

記事のポイント

  • BCHのハードフォーク
  • フォークコイン付与を目的に価格急騰か
  • フォークコインが必ずしも誕生するわけではない。

11月15日に予定されているビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)のハードフォークでは、コインの分裂が起きるかもしれない可能性から、フォークコイン付与を目的とした買いが増えており、結果BCHは20%以上の価格上昇が起きている。

 

BCHのハードフォーク

11月15日に予定されているハードフォークは現在、BitcoinABC(以下、ABC)というグループとBitcoinSV(以下、SV)というグループで、アップグレード・変更についての意見対立が起きている。

  • BitcoinABC 複数の開発チームが存在するの中でも占有率の高い開発チームとなっている。以下の開発提案を行っている。太文字のものがSVに批判されているものとなっている。Bitmainが支持している。定期的なアップグレードに向けて、異なるブロックチェーン上の資産を交換することなどを可能にする技術を含む、新たなソフトウェアの仕様を導入する考え。
  • canonical transaction ordering(CTOR)の導入
  • OP_CHECKDATASIG」「OP_CHECKDATASIGVERIFY」の施行
  • 最低限トランザクションサイズの施行
  • 「push only」ルールの施行
  • 「Clean stack」ルールの施行

 

  • BitcoinSV  同グループのCraig Wright氏は、以前自身がBTCの生みの親であるサトシ・ナカモトであると名乗ったことのある人物であり、SVはSatoshi Visionの頭文字をとったものとなっている。今回のABC側のアップグレードは本来のBTCからかけ離れたものであると批判し、以下のアップデートを行うとしている。ブロックチェーン企業nChain社が支持している。
  •  禁止されていたSatoshi OPコード4種を復活(OP_MUL, OP_LSHIFT, OP_RSHIFT, OP_INVERT)
  • スクリプトごとのOPコード上限撤廃(201から500へ)
  • 最大ブロックサイズ引き上げ(32MBから128MBへ)

BCHでは1つの開発チームではなく、複数の独立した開発チームが存在し、それぞれが開発を行うことで中立な開発が行えるようになっている。しかし複数のチームがいる一方で、占有率は偏りがみられる。

アップグレードまであと1週間ほどの猶予しかなく、この短い期間で意見のすり合わせ、対立の解消が行われるのは難しいことから、BCHはこのまま分裂するのではないかという意見が多くみられている。

 

各取引所、企業の対応

取引所ではCoinbase・BinanceがABCの開発提案を支持しながら、万が一フォークコインが誕生しても対応に当たる声明を挙げている。一方で世界最大のマイニング企業でBCHのマイニングシェアを40~50%独占しているBitmainはABCの提案を支持している。

新たなコインが誕生するかは確定ではないが、BCHを保有しておりフォークコインが欲しいと考えている方は、対応する取引所・ウォレット等に移動させておいたほうがいいのではないかと思われる。

 

参考:CoinDance Coinbase

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