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相次ぐ取引所による事件[資金洗浄で口座凍結]

記事のポイント

  • Binance、資金洗浄に関与した疑いのある口座凍結
  • 凍結されたのはロシアの取引所口座
  • 巨額詐欺とMt.Gox事件の関与の疑いも

世界で法規制整備に動き始め、これからの成長に期待が集まる中で取引所による事件は未だ頻繁に起きている。つい先日にカナダの取引所MapleChangeの資金持ち逃げ詐欺が話題となったが、今回はロシアの取引所WEX.nzによる資金洗浄が話題となっている。

 

資産凍結

世界大手暗号通貨取引所Binanceは資金洗浄に関与した疑いのある暗号通貨取引所WEX.nzの口座を凍結した。WEX.nzはロシアを拠点とした取引所であり、去年9月に閉鎖した取引所BTC-eを引き継ぐ形でサービスを開始した。

WEX.nzでは今年7月から個客に対して十分な説明を行わないまま、顧客の資産出金を停止していた。同取引所の口座を監視していたWEX.nz被害者団体はその資金の動きをBinanceに報告し、Binanceはその報告を受け20億円相当の93,000ETH25回にわたり移動させていた2つの口座を凍結したことを公表した。

 

 

評判の悪い取引所

WEX.nzになる前の取引所、閉鎖したBTC-eは約40億ドルの巨額詐欺の疑いでアメリカとギリシャから捜査対象となっている取引所である。またMt.Goxから盗難されたBitcoinを資金洗浄していたことからアメリカ政府に運営停止させられ、同取引所の元運営者はこの流失したBitcoinを所有していたことからギリシャで逮捕されていると大変問題となった。

そんな取引所を買収し、サービスを開始したWEX.nzだったが、暗号通貨の取引価格が他の取引所よりも高いことから批判を受けていた。

 

取引所による持ち逃げ詐欺

WEX.nz7月から資金の出金を停止していたが、Binanceでの資金洗浄が完了したのちに、顧客資産を持ち逃げするつもりだったのかもしれない。先日にもカナダの取引所MapleChangeによる持ち逃げ詐欺が話題となったように、全ての取引所が信頼できる取引所だとは限らない。

取引所へのサイバー攻撃によって資産を失う場合もあるが、取引所によって資産を失う可能性も十二分にあり得る。日本国内では仮想通貨交換業を行うには認可が必要になっており、ある程度の審査は行われているが、認可を受けているからと言って安全だとは限らない。まして法規制の異なる海外取引所は、安全かどうかを判断するのは難しい。国内取引所では扱われている通貨に限りがあるため、海外取引所を利用したいと考えている方もいるかもしれないが、こうした事件に巻き込まれないよう事前調査はきちんと行い、コインの管理は自身のウォレットで行うことをお勧めする。また、海外取引所を利用したいと考えるものの、個人での管理の仕方がわからない、海外でどのような法規制が行われているかわからないという方は、わかるまで極力手を出さないことをお勧めする。

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