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暗号通貨とブロックチェーンの今後[FSBと世界銀行]

記事のポイント

  • 金融安定理事会「暗号通貨は金融の安定の脅威ではない」
  • 世界銀行「分散型台帳技術には大きな可能性がある」

 

金融安定理事会(FSB)

FSB1010日に「暗号通貨資産市場 将来の金融安定に対する潜在的チャネル」と題した報告を公表した。この報告書では「暗号通貨は金融安定の脅威ではない」と述べられている。ただこれは現時点の評価であり、今後の成長・普及によっては脅威になりうる可能性もあることから慎重な監視は必要だとしている。この考えは国際通貨基金(IMF)の「金融を不安定化させる可能性もある。世界基準の規制が必要」という判断と近いものだとみられる。

 

世界銀行

世界銀行は1011日のG20と同時開催されたIMFと世界銀行の年次総会の中で「分散型台帳技術は大きな可能性がある」と評価した。

各国の中央銀行でブロックチェーン技術への積極的な取り組みが行われていることから、同技術が従来の金融インフラを大きく改善させる可能性を持つことは、同行も知っていたと思われる。その可能性を8月に同行が行ったブロックチェーンを活用した債券発行でより具体的にその可能性について価値、可能性を再確認したのだろう。同行総裁は「ブロックチェーン技術が業務を効率化しコストを大幅に削減することに役立った」と評価している。

ブロックチェーン技術は既存のインフラを大きく向上させ、現在ある問題を解決するのに役立つとされ、金融業界を中心に様々な業界から注目されている。今回の世界銀行のブロックチェーンに対する評価はこれまでの金融機関のものと変わりない。しかし金融秩序制度を担う国際機関である同行がこうした評価を公にすることで同技術への関心は高まるのではないだろうか。また同行の目標としている金融インフラ開発に同技術は「必要不可欠」としていることから、本格的に金融インフラをブロックチェーンで構築する開発が行われるのではないだろうか。

 

まとめ

現時点では

  • 暗号通貨は金融安定の脅威ではないが、今後どうなるかわからない
  • ブロックチェーンは、様々な可能性を持つ革新的技術

と判断されている。同技術に関しては好意的だが、暗号通貨に対しては敵対的ではないものの少し距離間のある評価となっている。上記のように暗号通貨が今後世界にどのような影響を及ぼすかは未知数だ。ただ、暗号通貨が法定通貨と競合した場合、今までの金融システムを大きく揺るがし、金融安定の脅威となるだろう。

 

参考:日本銀行 金融安定理事会 CNBC

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