記事のポイント
- ブラジルの暗号通貨取引所にXRP上場
- 同取引所はラテンアメリカ最大の取引所
- ブラジルの暗号通貨規制
ラテンアメリカ最大の暗号通貨取引所、Mercado Bitcoin Exchangeは暗号通貨リップル(Ripple/XRP)の取り扱いを11日開始した。これにより、同取引所利用者はブラジルの法定通貨レアル(BRL)でXRPの取引が可能となる。
Mercado Bitcoin Exchange
Chegou o XRP (Ripple) no Mercado Bitcoin!
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同取引所は2013年6月にブラジルで初めて開設されたラテンアメリカ最大の規模を誇る取引所となっている。利用者は100万人を超えるといわれ、今回のXRPの上場はXRP市場に大きな影響を与えるのではないかとみられている。
コインマーケットキャップの24時間取引高でも102位にランクインするほどの大きな市場を有している。同取引所は現在以下の4種の暗号通貨を取り扱っている。
- ビットコイン(Bitcoin/BTC)
- ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
- ライトコイン(Litecoin/LTC)
- リップル(Ripple/XRP)
ただブラジルに存在するほかの取引所ではすでにXRPの取り扱いは開始されており、同取引所によってBRLとXRPの取引が可能となったわけではない。
ブラジルでの暗号通貨の立ち位置
同国では暗号通貨に関してもブロックチェーンに関しても友好的な規制を引いており、特に中央銀行はブロックチェーンの研究を積極的に行っている。
ただ投資家保護のため、投資ファンドなどが暗号通貨へ投資することを禁止している。投資ファンドが動くことで投機熱が過熱するのを防止するためであるこの規制は、個人の投資は禁じていない。ただ証券取引委員会(CVM)は海外の暗号通貨に投資することを認めている。
新興国であるブラジルは、最近のアメリカ長期金利上昇の影響も受けており、国内法定通貨防衛のため利上げが行われている。そうした影響のせいか国内の暗号通貨取引は増加傾向にある。ただもともと同国では公共交通機関での支払いに利用されるほど、暗号通貨の普及は進んでいる。