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個人向けの暗号通貨保険誕生[取引所ではなく個人で契約]

記事のポイント

  • 個人向けオンライン保険サービス誕生
  • ハッキング被害に対して全額の補償
  • 業界でのセキュリティよりも個人セキュリティのほうが早いか

スイスの保険業者Aspis SA暗号通貨資産を対象とした個人向けの保険サービス、CryptoInsを開始したとTHE FINTECH TIMEが報じた。暗号通貨は価格変動率が高く、取引所でのハッキングが珍しくないことから保険もサービスを提供してくれる企業は限られていた。また、保険も今までは取引所が入るものが主流で、取引所がその保険に入れなかった場合などのリスクが存在していた。しかし、今回の保険は個人向けであるため、これまでのそうした問題は解決する。

 

保険内容

この保険、CryptoInsは顧客の暗号通貨資産を保護するための保険で、取引所の口座に入っている資産はもちろん、個人ウォレットの資産も保険の対象となっている。また攻撃による取引所システムダウンによる取引利益も対象だ。この保険はハッキングによる被害の全額をビットコイン(Bitcoin/BTC)またはイーサリアム(Ethereum/ETH)で補償する。ちなみにこの補償は個人の総資産をBTCに換算されその総量に基づいて行われる。

この保険を利用するには、保険を掛けたいウォレット・取引所アカウントを選択しCryptoInsに登録するだけで、手間もかからない。またBinance(バイナンス)Bitfinex(ビットフィネックス)Bitstamp(ビットスタンプ)Poloniex(ポロニエックス)と有名取引所を含めた28種の取引所・ウォレットサービスに幅広く対応している。

さらにこれらの補償金はセレクタ保険(Selecta Insurance)、リミテッド再保険(Reinsurance Company Limited)といった世界的な再保険会社によって保険証明書が発行され、保証されるため、安全性が高いものだとされている。

 

これから

これまでハッキング被害を補償する取引所が少なかったこと、されても一部補填が多いことを考えると、これは画期的なものではないだろうか。また今まで取引所向けの保険があっても個人投資家向けの保険がなかった環境で、こうした保険が誕生するのは喜ばしいことである。根本的な「ハッキング」に対する防御策ではないものの個人が自由に自分の資産を守る選択肢が増えるのは、暗号通貨の普及のためにも必要なことだろう。

 ハッキングの被害が多いからこそ、投資家たちはそれに備えた対策を欲しており、保険業界の暗号通貨参入は切望されてきた。9月13日には世界有数の暗号通貨セキュリティ会社であるBitGOが公式なカストディアン(資産管理者)として認定され、8月下旬には世界最大級の保険組合、保泉保険組合が暗号通貨業界へ参入することが明らかになった。暗号通貨が一般的に普及するにはまだハードルは高いが、着実と環境は整ってきている。

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