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取引所のセキュリティ対策

記事のポイント

  • 取引所のセキュリティランキング
  • ランキング1位はコインベース
  • 取引所セキュリティの現状

 ICOの評価サイトICORatingが暗号通貨取引所のセキュリティ調査を行った。対象は取引量が1日で100万ドル以上の取引所だった。対象取引所のうち54%はセキュリティ上の欠点が1か所は存在し、攻撃に対して脆弱であることがわかった。

評価基準
  • 8桁未満の記号でパスワード作成可能か
  • 数字、もしくは文字だけでのパスワード作成が可能
  • アカウント作成後にメールでの確認が行われるか
  • 2段階認証が行われるか
  • レジストラロックを使用しているか
  • DNSSECを利用しているか
  • コンピュータ動作ログの対策

上記の基準で審査が行われた。結果としては規制当局の意向に従い堅実な取引所として運営していくとしているコインベースが100点満点中89点で1となった。同取引所は「トークン証券を販売できる証券取引所」を目指していることからも、セキュリティ対策に力を入れているのではないかと思われる。また、6月に日本から撤退したKrakenが80点で2位だった。Krakenはセキュリティ性が高いと評判の取引所であり、本人確認情報の提出状況によって受けられるサービスが異なる取引所となっている。

※レジストラロックとは不正な移管を阻止するための、ドメイン管理事業者による移管ロック機能のことであり、これを行うことで第三者による不正なドメイン移管を防止できる。DNSSECとはデータの作成元の認証やデータの完全性を確認し、データ偽装を検知することができるものである。

取引所セキュリティ対策の現状

今回の調査では対象が1日100万ドル以上の取引量がある取引所となっていたのにもかかわらず、54%もの取引所でセキュリティ対策ができていない箇所が1つ以上発見された。取引所ではコールドウォレット、ホットウォレットでの資産管理や秘密鍵の管理、内部体制、様々な点から問題が指摘されている。しかし、どんなセキュリティ対策も完璧とは決して言えない。今回の審査基準となった2段階認証も行ったからいって「安全」とは言い切れない。もし取引所内部に攻撃者と内通している者がいたり、システムそのものがハッキングされたりした場合などは効果を発揮できないからだ。

巨額な資金を扱っており、地方の銀行よりも扱っている資金が多い取引所も存在していることから、金融機関と同じく高い水準の資産管理・内部体制が求められる。どれほど暗号通貨が便利なものであろうと、それを安全に簡単に利用できるようにならなければ普及はしない。現段階でのセキュリティ問題では、技術というよりは内部体制に問題が多くみられる。暗号通貨の普及のためにも、取引所の信頼のためにも内部の態勢をしっかりと整えることが最優先事項だろう。

参考:ICO Rating  Bitcoin.com


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