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ステーブルコインが暗号通貨普及のカギ

記事のポイント

  • ステーブルコインの開発活発化
  • アメリカドル・イギリスポンド・オーストラリアドル・日本円で開発
  •   暗号通貨普及に重要な存在

 最近、ステーブルコインの開発が活発になっている。ステーブルコインといえば、アメリカドルを担保としたTether(テザー)が有名だが、最近では日本円やオーストラリアドル、イギリスポンドと様々な法定通貨を担保としたステーブルコインの開発が進められている。

ステーブルコインとは

 ステーブルコインは暗号通貨の「価格変動率の高さ」という欠点を改善すべく、法定通貨と連動させたり、供給量を調整させたりすることで価格の安定を図った暗号通貨となっている。そのため暗号通貨の取引速度や利便性はそのままに、唯一の欠点である価格変動率を抑えたものになっている。一言にステーブルコインコインといっても、下記のような大まかな分類が存在する。

  • Asset backed 法定通貨やその他のコインと連動させることで価格を安定させているコインがこれに該当する。法定通貨は各国中央銀行によって価格の安定が保たれているため、これと連動させることで、コインの安定も図れる。しかし、担保としている法定通貨が本当に存在するのかという点は発行団体の信用がすべてとなる。他のコイン担保にする場合、ブロックチェーン上で結び付けられているため、「本当に担保としているコインが存在しているのか」という点において透明性が高いものとなっている。法定通貨を担保としたコインとしてはTetherTrueUSDがある。他のコインを担保としたのにはヘイブン(Havven/HAV)がある。
  • Algorithmic 価格を一定に保つために供給量をスマートコントラクト機能などで調整しているものがこれに該当する。Asset backedのような担保とするものはないが、中央銀行の役割をシステムが勝手に行うことになるので、人の手が入らない。価格が上がった際に発行量を増やし、下がったときは通貨量を減らし、と流通量の操作を行う。例としては、Basecoin(ベースコイン)がある。
何故ステーブルコインなのか

 取引速度が速く、銀行口座を持っていなくても、相手をよく知らなくてもスマホで簡単に取引ができる暗号通貨は非常に利便性の高いものだ。しかし先述の通り、暗号通貨は通貨として利用するには価格変動が大きすぎる。機関投資家はもちろん、一般の方が参入しにくい一つの要因となっている。

暗号通貨がどのようなときに活用でき、どんな利点が存在するのか。実際に保有し、利用してみなければわからない。しかし、暗号通貨の代表格であるビットコイン(Bitcoin/BTC)はハードルが高い。そういった方々にとって、価値が保証されている法定通貨に裏付けされたコインは、ずっと扱いやすいものであり、暗号通貨への導入口となる。日本国内の三菱UFJFGによるMUFGコインやSBI HDによるSコイン、みずほFGによるJコインもこれに該当する。特に現金志向が強く、暗号通貨だけでなく電子マネーに関しても懐疑的な意見の多い日本では、まずこうしたステーブルコインが暗号通貨普及の重要な柱となるのではないだろうか。


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