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取引所オペレーターと詐欺主犯結託、被害額は9,000万円

記事のポイント

  • フィッシング詐欺グループ逮捕
  • 韓国・日本で被害
  • 暗号通貨のオペレーターが関与

9月13日、韓国のソウル警察のサイバー犯罪部とFBIの合同捜査により、韓国人17人と日本人30人の合わせて47人から約9,000万円分の暗号通貨リップル(Ripple/XRP)を盗んだフィッシング詐欺グループが逮捕された。詐欺グループは主犯のブロガーAと日本の暗号通貨取引所でオペレーターをしているB,そしてプログラマーのCと3人による犯行だった。

このフィッシング詐欺は目新しいものではなく暗号通貨取引所を装って「資産が凍結された。暗号通貨を特定のサイトへ移動しなければ、暗号通貨の利用ができなくなる」と暗号通貨を偽物の取引所サイトへ誘導し、資産移動を行わせるものだった。この偽サイトへ資産を移動させる際に「ログイン」として利用者名とパスワードなどを盗み取り、犯行に及んだ。

Aは過去に日本語通訳の仕事で知り合った日本人の暗号通貨取引所でオペレーター業務を行っているBと犯行を行うために準備を進めた。Aは2014年に取引所を運営していたが、ハッキング被害によりたったの1年で8000万ほどの資産を失い、捜査機関へ申告したものの追跡は不可能だとされた過去を持っている。この取引所を運営していたころの顧客情報とBの日本の取引所利用者情報を合わせ、この中から携帯認証や生体認証といった2段階認証を設定せずにユーザーIDとパスワードのみでログインが可能な人物に対象を絞った。そして2017年7月にプログラマーであるCとともに計画していたフィッシングサイトを設立し、犯行に及んだ。この際捜査の手から逃れるために海外のホスティングプロバイダーを利用し、巨額の資産を動かすと注目されることから様々なあるとコインと交換し資金洗浄も行っていた。

今回のソウル警察とFBIの合同捜査で主犯Aの身柄を拘束し、スタッフBは在宅起訴したと発表した。日本人Cは所在不明を理由に起訴を中止、日本の刑事司法当局の協力手続を経て、処罰が行われる予定となっている。被害者が韓国人と日本人であるのにもかかわらずFBIが捜査を行ったのはRipple社がアメリカの会社であるためのようだ。事件は解決したが、オペレーターが利用者情報を漏洩していたことは大きな問題である。取引所の透明性の低さ・対応の悪さはたびたび問題となっているが、やはり取引所を信用せず、自身で資産は管理しておくべだということだろう。また今回の詐欺では取引所が推奨しているセキュリティ対策を行っていなかったものを対象にしたものであったことから、取引所を利用する場合は必ず二段階認証設定を行っておくことを強く進める。

取引所だけでなく、SIMカードジャックが頻発した際はSIMのセキュリティ会社の職員が関与していたとみられており、中国でのネットカフェを利用した巨額不正マイニングでは、インタネットセキュリティ会社が協力していた。

参考:news.joins.com


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