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キャッシュレス決済 メリットだけでなくデメリットにも目を向ける必要

記事のポイント

  • スマホ決済の利用広がる フィンテック企業
  • 今、知っておきたいスマホ決済にある危険性・注意点
  • 1人ひとりが、危険性を理解することが必要

現金志向の強い日本では、世界がデジタル化に動いているのにもかかわらず、キャッシュレス決済比率は20%にも満たない。これは偽札がない、現金は信用できるものだという日本の技術力・信頼度の高さゆえに起きてしまっていることでもある。またATMが多く設置されており、現金を手にすることが簡単であるために起きていることでもある。だが政府はこのキャッシュレス決済比率20%を2027年までに40%まで引き上げることを目標に掲げている。これに合わせて銀行でも維持費などの問題からATMの撤去を進め、ネットバンキングやフィンテック企業と提携してのスマホアプリでのサービス提供などを進めている。また金融機関だけでなくLINE などのチャットアプリでの決済が提供されたことで、スマホ世代である若年層ではキャッシュレス決済は広まっている。これはAmazonや楽天・ZOZOなどのネットショッピングが広まったことも関係している。

現金をわざわざATMや銀行でおろす必要もなく、口座に入っている金額・チャージした金額分スマホをかざすだけ、自身のQRコードを読み取ってもらうだけで決済が完了するという簡単な決済方法として利用が広がっているが、このスマホ決済にも危険性が存在するため、どのような危険があるのか、どう対処すればいいのか知っておく必要がある。

まずスマホ決済で自身のQRコードを店舗側に読み取ってもらう場合だ。店舗で並んで会計するときに財布を持って準備する方も多いかと思う。これと同じように自身のQRコードを表示して待っている方もいるのではないだろうか。これは店舗側へ決済を円滑に行うための配慮なのかもしれないが、表示していることで自身のQRコードを長い時間晒すことになる。いまや監視カメラがどこにでも設置されている時代だ。監視カメラの向こうの誰かによって、悪用されてしまう危険性もはらんでいる。また自分の後ろに並んでいる人にQRコードをスキャンされてしまう可能性もある。自分のQRコードを読み込んでもらう場合、表示する時間は最小限に抑えるよう心掛けたほうが良い。また自分が表示されたQRコードを読み込む場合も決して安全とは言えない。神戸大学の研究でQRコードに偽の情報を仕込むことのできる脆弱性が発見されたのだ。このQRコードの脆弱性を利用した被害はまだ確認されていないものの、今後QRコードの利用が広まることで被害が生まれる可能性もある。

とはいえ、こうした危険というのはどこでどんなものを利用しようと存在する。だからこそ「今まで何もなかったから安全」「最新のものだから安全」といった判断をするのではなく、今利用しているものにはどんな危険性があるのか、その危険性を回避する・被害を最小限に抑えるにはどんな対策が必要なのかを考える必要がある。


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