ノーベル経済賞受賞者であるクルーグマン教授は、暗号通貨に懐疑的で、批判的な発言を行っていたが、ブロックチェーンカンファレンスでは「ビットコインは金よりも有用性が高い」と評価した。
この評価に「ついに価値が理解できたか」とする人もいれば、「手のひら返し」と冷やかす人もいたが、批判的な立場をとっていた方が、好意的な立場になるのはうれしいことだ。人は簡単に自分の過去の発言を改められない。特に同氏は「ビットコインは悪魔」と題したブログを公開していたり、ビットコインの懐疑論を発表していた。そんな同氏が、これまでの意見を翻す「ビットコインは金よりも有用性がある」と発言したことは、なにか技術への誤解が解けたのか、それとも新たな可能性を見出したのか、どちらにせよ良い方向へと変わっていく兆しではないだろうか。