コラム

暗号通貨が危険なら、現金はどうなんだ

日経新聞の中で「日本人は貯蓄から投資に進まなくても、貯蓄から投機に進む」「利息や配当のない値上がりを期待する類の資産」「危険をサービスとして求めている」と書かれていたが、この意見はどうだろう。

確かに今後どうなっていくのかという計画や用途が明らかにされていない通貨やICOも多くあるが、今後どのようなものを開発するのか、未来でどういったサービスが展開されるのかを明確にしている通貨も多くある。そして暗号通貨の投資家たちはそれらの情報を集めながら、実用性や将来性、信用できるかなどを十分に吟味してから行うのだ。もちろん中には利益を保証する、だの有名人が進めているといった怪しいものに飛びつく人もいるが、そういった人たちは何も暗号通貨市場に限った話ではなく、どこでも一定数は存在する。そういった人を疑うことを知らない善良な人たちがリスクを求めているのかはさておき、情報収集を行い新しい技術で人材も足りてない業界で理解を深めようとする人たちを「リスクを求めている」だの、暗号通貨を「値上がりを期待する資産」だのとするのはどうだろうか。

適切な規制がなされていな状況でも、新たな技術、革命が起きているのは事実だ。そしてそれを理解できないからと遠ざけるのは正しい。無知なまま「儲ける」と偏った知識で手を出すより賢明な判断だ。しかし、だからといって理解しないままにリスクが高い、犯罪利用が、と否定するのは控えてもらいたいものである。どうせ否定するのなら、技術のどういったところが問題でどうすればそれを改善できるのか、までセットでお願いしたいところである。

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